弥勒菩薩ラエル のコメント:


中国は独立国家ですが、この国の内政に対するバチカンのこの目に余る干渉を強く非難します。そして中国に対し、中国のカトリック教会は完全にバチカンから独立していることを公式に宣言するよう求めます。


中国の元首がこの新しい教会のたった一人の指導者であり、新しい司教を任職できる唯一の人物であるからです。他国の原始的な信仰をもって中国の人々に精神的な影響を与えるべきは誰か、ということを決めることができるのは、バチカンや他の主権国であらねばならない、という理由はどこにもありません。(ローマ教皇は国家元首でもあることを私たちは思い起こさなければなりません)


この正式な離脱は、1534年にイングランド国王によって宣言されたものと全く同じことです。ヘンリー8世は当時、アン・ブーリンと結婚できるよう、キャサリン・オブ・アラゴンとの婚姻の無効宣告を求めていました。

キャサリンの甥である神聖ローマ皇帝カール5世からの圧力のもと、ローマ教皇クレメンス7世は無効宣告を拒否していました。やがて、神学的に教義上のカトリック教徒であったヘンリーは、自らの婚姻の無効宣告を手にするため、英国国教会の主権者の地位につきます。その後、彼はローマ教皇パウルス3世によって破門されました。それからヘンリー8世は、王として、そして宗教的指導者として、独立したカトリックの英国国教会を自身で創設したのです。

その後すぐ、ローマ教皇が拒否し続けていたとして、離別を公式に宣言しました。


今日、英国女王は今もなおこの教会のリーダーとなっています。世界中の誰もがこの事実を受け入れており、中国に関して彼らが行っているように、信仰の自由が欠如していると叫んで、この状況を批判する西洋のメディアは一つもありません。そしてバチカンは、カトリックの英国国教会系の教会によって受け入れられた英国国教会派の司教をあえて「破門」しようとはしません。


中国の場合も異なってはいません。進歩的で現代的な国として、この離脱は、現代世界ではもはや受け入れられていないバチカンを起因とした価値観によるものだ、ということも強調しておくべきです。


たとえば、特に中国では深刻なものとなっていますが、人類が直面しているもっとも大きな危険、すなわち人口過剰と闘うためには、人口コントロールの必要性を受け入れるべきだということを。だからこそ、中国の独立したカトリック教会は、コンドームやその他の方法、そして妊娠中絶を活用した産児制限などのあらゆる家族計画の処置を推進すべきであり、また英国国教会系の教会がそうしたように、同性愛を受け入れ、司教や聖職者として女性の任職を認めるべきです。


そして、すでに存在している、または科学的進歩によって現れるかもしれない、その他多くの要素をも受け入れるべきです。


中国は同様のことを行うべきで、中国の元首が中国のカトリック教会のリーダーであることを公式に宣言すべきです。また、中国の独立したカトリック教会で現在起きている中国人司教の「破門」に対して報復措置をとるべきであり、そうなれば、この新たなカトリック教会のリーダーすなわち中国の元首は、バチカンのリーダーであるカトリック教会の教皇を破門することでしょう。

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■教会の指揮権にまつわるバチカンの中国との騒動が過熱
(Vatican's battle with China over church control heats up:
ラエルサイエンス 7月19日英語版配信分)


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  『中国独自任命の司教を破門 バチカンが非難声明』
   http://sankei.jp.msn.com/world/news/110716/chn11071622550004-n1.htm
   [MSN産経ニュース]