外国人による客観的な観察も私たちには必要ですね。


■日本の「奇跡」に関する真実
(Toxic truth about Japan's 'miracle':ラエルサイエンス 6月22日英語版配信分)

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2005289/The-toxic-truth-Japans-harmony-tsunami.html


津波のためにひどい被害をこうむった後の「奇跡的な」回復について報道されていて、それは日本人の「和」のおかげだと言われているが、実際はそうではない。


何千人もの人が支援物資で何とか生き延びている。政府が約束した緊急時の現金もまだ届かない。南三陸町や石巻町には奇跡は起こっていない。


「和」がこのとてつもない大きな問題に対処する手助けになっていることは疑いないが、それはまた、犠牲者は静かに苦しんでいると言うことも意味する。日本赤十字社に集まった義援金も、それを本当に必要としている人たちのところにたどり着くまでに驚くほど長い時間がかかっている。


避難所生活は、プライバシーの無い監獄のようなもの。人々は精神的に苦しんでいる。避難所に移った後、年金がストップ。避難所にいるほうが食事がもらえるために、仮設住居に移動するのを拒否している家族が3分の1。


仮設住宅28000のうち60%が空き家。政府は避難所で人々が快適に暮らして欲しくないために、避難所内で電気を許可しない。最悪な人々は、家や親戚を失っていない人たち。彼らは水道も使えず、お金もなく、仕事も無いかもしれないのに、補償金をもら
うことはできないだろう。


日本政府は、海外には真っ先に支援金を送るが、自国民のこととなると、何も見えていない。津波の被害者に食料が不足しているとすると、そのほかの日本人には情報が不足している。日本人は今、政府がどうして津波後の原発のメルトダウンについて国民を欺くなどということができたのかを必死に理解しようとして
いる。


日本政府と官僚が市民の安全を無視してきたのはこれが初めてではない。薬害エイズ事件では、厚生省が過失を認めるまでに多くの患者が無くなった。


ある有名なドキュメンタリー作家によると、東電は原発に反対の俳優やミュージシャンのブラックリストを作るためにお金を払ったそうだ。


避難者の一人は言う。「私の最大の心配は、マスコミが原発危機に集中している間に、ここの人々が忘れられてしまう事です」


政府から見捨てられたと人々が感じるにつれ、「和」は失われていっている。