地方大会も本日で終了したが、数日前に色々と発表があった。始球式が江川というのは個人的にどうでもいいネタなので省略するとして、その他のことについて思うところを書いていきたい。


まずは1番大きな話であろう『熱中症警戒アラート』が出た場合、中止を含め討議する件についてだ。

『熱中症警戒アラート』が前日午後3時頃に発表されるということから、対応を前日決めるということだろう。おそらく1番可能性が高いのは、4試合日の第2試合、第3試合の順延ではないのか?と思われる。(第3試合だけかもしれないし、第2試合が継続試合で残りは夕方から、というパターンかもしれない)

この場合、順延される試合の扱いに問題が出るだろう。便宜上、第2試合と第3試合と書いたが、実際は第2試合を第4試合の時間帯に行い、後は順繰りにずらしていくことになると思われる。というのも、仮に第2試合予定の試合をそのまま翌日の第2試合に、なんてことになったら、熱中症警戒アラートが出続けるとそのチームはいつまでも試合ができなくなるからである。そんな事態に陥らない為には、順繰りに日延するしかない。

また、今年は3試合日を3日目までに集め、大会4日目〜11日目は4試合日が続く。つまり1試合でも順延になれば日程が延びることになるのだ。こういうことが数日あれば休養日がなくなる可能性がある。つまり暑さ対策の制度が別の対策を奪ってしまうということになる。そうならいようにするには、もっと甲子園を使える期間を長くするしかないが、今から日程にさらに余裕を持たせることはできない。となると後の日程をどうするのか?という問題がついてまわることになる。

お前は何を当たり前のことをくどくど書いているのか、という批判はあるだろう。ただ甲子園大会が連日の雨で8月29日までずれ込んだ103回大会からもまだ3年しか経っていない。さらにいえばコロナで日程の大幅変更があった104回大会もあった。日程の異常な変更が近年相次いでいるからこそ、その様な事態も念頭においてほしいと願っているわけである。


開会式直後の試合に登場する2校の入場行進順が48番目、49番目となることも決定した。炎天下にいる時間を減らすことによって選手達の負担軽減をしようという話らしい。それは理解できない話ではないが、個人的にはそれ以上に開会式での挨拶をもっと短くできないか、と思う。

開会式で挨拶をするのは朝日新聞社社長、来賓(文部科学大臣かその代理)、高野連会長だが、全員似たようなことを言う。オリンピックイヤーはたいがいオリンピックに絡めた話というパターンまである。似たような、かつパターン化された話3つを炎天下で聞かされる方はたまったもんじゃない。

私が開会式を観戦したのは第90回大会だが、この時の来賓(松浪健四郎文部科学副大臣)は特に酷かった。このバカいつまで喋っているのか、とまじめに思った。プラカードガールが複数人日射病になった様子も見て取れたくらいだった。

あのような悲劇を繰り返さない為にも、無駄に長い挨拶は割愛すべきだと思っている。


そうそう、点灯試合(ナイター)が増えるのでキャッチャーのマニュキュア使用が認められるというのもある。これはむしろ遅きに失したと思うことだ。どうしても「高校生だから」「アマチュアだから」という理由で、高校野球よりも上位の野球で許されているものの導入が遅くなることがある。こういうことは早めに認めるべきものだろう。

高校野球で点灯試合になることは少ない。だから通常マニュキュアはいらない、という考えは出来る。ただ、逆にいえば点灯試合の経験が少ないからこそ、認めるべきであったと私は思う。


同様にアンパイアのシューズが白になるというのも、遅きに失したと思う。選手のスパイクの使用で白が認められた途端に、一気に白いスパイクが主流になった。それを思えば当たり前である。

うがった見方をしたら、選手達は攻撃時にベンチに入れるが、審判達はずっと炎天下である。審判だって守らないといけない。


さて、補食の話が残っているが以降次回である。