千佳 能登半島地震シリーズの第3段ですね。

豚白 詳しい被害状況もわかってきたしね。


千佳 というわけでメインゲストは

七尾線 勿論私と

のと鉄道 私になりますね。

千佳 七尾線さんは、七尾までは復旧の予定が立ちました。

七尾線 はい。15日朝から羽咋まで運行しています。七尾までは22日の復旧を目指しています。

豚白 七尾までの区間も道床流出や架線柱が傾くなど被害もかなりありましたけど。

七尾線 まあ、鉄道マン達が復旧に頑張ってくれたおかげです、

千佳 同じ七尾市内、あと1区間なんですが七尾ー和倉温泉間はまだなんですね。

七尾線 あの区間は橋梁が傾いたりとかありまして。

五能線 私の場合は水害でしたが、橋梁は時間がかかりますよ。

上田交通 基礎から見ないといけないですし。

南阿蘇鉄道 場合によっては架替えということもありますからね。

千佳 近年に自然災害で橋梁被害にあわれた方々ですね。

七尾線 まあ南阿蘇さんのように大規模、大がかりな工事をするようなものではないですが、嫌でも時間はかかりますね。

千佳 和倉温泉って能登有数の観光地ですよね。観光にも影響があるのでは?

のと鉄道 和倉温泉は温泉宿の方にも被害は出ていますし、復旧までしばらくかかるでしょう。余震も続いていますし、七尾市民が避難している現状ですから。

七尾線 観光客に来てくれ、なんてはまだ言えない。

のと鉄道 温泉街の復旧はもちろんですが、能登全体が復旧、復興のフェーズに入らない限りは、観光客入らないなかなか来ないでしょうし。

氷見線 うんうん、わかるわかる。

豚白 そういえば氷見市は能登半島地震後のキャンセル等で既に1億円以上観光業での売上が減ったという話もありますね。

氷見線 うちですらそうなんですから、和倉温泉のある七尾市はもっとでしょう。

七尾線 まだ計算できる段階じゃないですよ。

氷見線 まあ、うちにしてもまだまだ断水していますんで、どうこう言えないんですけどね。


千佳 そういえば七尾まで復旧したら、七尾線の特急も復活という話ですが。

七尾線 全部ではないですが、その予定です。

のと鉄道 観光客はともかく、七尾へのビジネスとか、いろんな用途がありますからね。

千佳 でも『花嫁のれん』みたいな観光列車は走らせにくいですよね。

七尾線 そうですね。

肥薩線 いや、考え方1つでしょ。遊ばせているのはもったいない。線区を変えて走らせればいい。

五能線 線区なんて変えなくたって、定期列車として使えばいいですよ。金沢ー七尾間のセクショントレインとして。

氷見線 観光列車走らせてもいいんじゃない?

豚白 そういえば氷見線は『べるもんた』動かしているんでしたね。

氷見線 ええ。

七尾線 その発想はなかった。

氷見線 そりゃあ沿線の伏木や氷見に被害は出てます。氷見はまだ断水のエリアも広いですけどね。でも、氷見線の車窓を楽しんでもらって、富山や高岡、金沢で宿泊してもらうというのはアリでしょう。

のと鉄道 七尾線さんも氷見線と同じJR西日本の金沢支社だから、可能性ありますね。

氷見線 もちろん、沿線がせめて氷見のレベルにまで回復していないと駄目ですよ。

七尾線 七尾はまだそこまで至ってないように思いますが。

のと鉄道 そしたら「走らせない」か「車両だけ活用する」ですね。


千佳 でも、こんな短期間で前向きな話が出来るとは思ってなかったです。

七尾線 まあ、能登でも能登半島地震の被害が比較的少ないエリアを走ってますから。

豚白 逆にいえば、それでもこれだけ被害があるということだけど。

七尾線 被害の大きさもありますが、半島ということを考えたら、やはり手前から順に復旧させるしかないですから。

のと鉄道 能登半島最大の町七尾が機能するようになれば、だいぶ違いますからね。

千佳 そしたら次は穴水までですよね。

のと鉄道 もちろんそういう気持ちはあります。ただ、相変わらず国道249号線が奥能登への生命線になっている以上、順序からいっても私は後になるかと。

七尾線 皮肉な話ですが、のと鉄道さんを復旧させるためにも国道249号線の負担軽減、つまりのと里山海道の早期復旧が必要ですね。

のと鉄道 また輪島や門前に志賀町経由で物が流れるようにするのもいいですね。七尾ー穴水間の国道249号線の負担が減ります。

千佳 そちらも国道249号線なんですね。

のと鉄道 国道249号線は七尾から穴水、珠洲、輪島、門前を通って羽咋までですから。。

千佳 ということは、奥能登で何箇所も寸断されているのも

のと鉄道 国道249号線ですね。

七尾線 結局この話になっちゃうんだよなあ。


千佳 今回はこのあたりで締めますか。

豚白 そうだね。以降次の情報で、ってことで。

千佳 それでは皆さん、お疲れ様でした。