前回、山梨移転する日本航空石川について書いた。日本航空石川はもともとが特殊な高校で全寮制なこともあり゙それができる。しかし普通の高校はそれができない。これまで自然災害の度に起きていた話であり、自分の視野としてかけていたのは汗顔の至りだが、その他の高校について書いていきたいと思う。


現在のところ、どうにかして高校3年生に大学入試共通テストを受けてもらうかということに全力が向けられている。また、石川県は中学3年生に集団で避難し、受験に備えさせる方針を出した。これはどちらも人生で大きなイベントであり、かつ今後の人生を左右する受験をどう乗り切るか?という話である。

在校生については、生活再建よりも後、という見解もわかる。これまでいろんな災害でもそうであったように、学校は避難所になっている。そういう学校は、避難している方々を他の場所に移ってもらわないと学校の再開はできない。

学校の再開にこぎつけたとしても、東日本大震災の際には多くの学校のグラウンドに仮設住宅が建てられた。平地の少ない奥能登でもその可能性は十分ある。となると学校が再開されても部活動の再開は難しいことになるだろう。


現在、能登の高校は全ていつ再開できるかわからない状況となっている。奥能登よりは被害の少ない羽咋などでもその状況である。まずはその現実がある。


高校野球ファンとして何が言いたいかといえば、奥能登の公立校にも魅力的なチームがある。夏の石川大会で旋風を起こした飯田、秋の石川大会ベスト8の輪島、星稜の山下智茂元監督が強化に乗り出している門前などである。

こういうチームが早く野球ができる日がきてほしいと思う。