さて、前回まででロボコンシリーズは終わった。今回から駅伝シリーズのスタートである。

とはいえ例によって書くのは「暮の都大路」、「箱根」、「都道府県対抗」のみだが、なんとか2月頭には「都道府県対抗」を終わらせたいと思っている。


それでは始めよう。


まずは女子。1区は1番長い6kmで上り中心のコース。レース前、大分東明の奥本が注目と言われていたけど理解その注目の選手が先頭を引っ張る展開。こういう展開はタイムも期待ができるので、個人的には好きです。

さらに立命館宇治の山本らがぴったりとくっつく展開。こういうレースは見応えがあります。

長野東、新潟明訓と先頭集団を形成しますが、2.4km付近から完全に2人のマッチレースになりました。基本奥本先行、山本が追うという展開でしたが、ラスト1kmは山本が仕掛け、奥本が抜き返す。そしてラストは奥本がスパート。いやあ強かったですね。

トップから順に大分東明、立命館宇治、仙台育英、長野東、ルーテル学院、銀河学院、新潟明訓、大阪薫英女学院。先行逃げ切りを狙う立命館宇治と仙台育英が上位にきました。

それを抑えた大分東明の奥本。失礼ながら大分東明は男子のイメージがあるけど女子のイメージがなかったので、ちょっと調べてみました。すると去年まで興譲館の選手だったんですね。興譲館から大分東明に転校した理由も理解できましたし、何より区間賞を取ってあの涙が、これまで苦しかったことを証明していて、今後も応援したい選手になりました。


2区は4km。いったん立命館宇治の大西がトップに立つものの、切り札ジェロップを2区に起用していた仙台育英がトップに立ちます。当然のように区間賞も仙台育英のジェロップです。

トップから順に仙台育英、立命館宇治、銀河学院、長野東、筑紫女学園、須磨学園、新潟明訓、大阪薫英女学院。初出場銀河学院の健闘が目立ちます。


ということで銀河学院について調べてみたら、監督は興譲館の元監督とか。興譲館が10年連続3位以上と絶対的な安定感を誇っていた時の監督です。強くなるのは納得ですし、大分東明の奥本のところでも調べている話ですが、興譲館の敬遠難が理由とはいえ、かつて贔屓にしていたチームが凋落するのは淋しいものです。


3区に入りました。3kmです。構図は完全に「仙台育英は逃げ切れるか?立命館宇治が追いつくのか??神村学園がアンカー勝負で逆転するのか」になってきました。仙台育英長岡がトップを守りますが、1秒縮めた立命館宇治の芦田が区間賞です。

トップから順に仙台育英、立命館宇治、銀河学院、長野東、筑紫女学園、大阪薫英女学院、須磨学園、神村学園。神村学園の名前が出てきました。


4区も3km。3区同様に仙台育英が逃げるけど、タイム差を縮めた立命館宇治佐藤が区間賞です。立命館宇治もしっかりやることをやっている駅伝ですね。

注目すべきは、タイム差はありますが順位を確実にあげてきた神村学園でしょう。ランナーがきっちり仕事ができていることの証明です。アンカー勝負に向けて、舞台は整いつつありました。

トップから順に仙台育英、立命館宇治、神村学園、銀河学院、長野東、大阪薫英女学院、筑紫女学園、須磨学園。3強の争いの構図に結局なりました。


アンカー5区は5km。途中まではいくらカロラインといえど、と思いましたが最後にまさか逆転するとは。強かった。凄かった。そして、タイム差に諦めが全くなかったからでしょうね。

いつもなら留学生の活躍での決着に味気なさも感じるのですが、今回はシンシアの話を知っていたので、素直にカロラインを讃えることができました。


入賞は順に神村学園、仙台育英、立命館宇治、大阪薫英女学院、長野東、須磨学園、筑紫女学園、青森山田。銀河学院惜しかったなあ。


いろんな見どころがあったレースでしたね。