何気にTwitterをチェックしていたら気になる記事を見つけたので読んでみた。すると、呆れて開いた口が塞がらなくなるような記事だった。


この『光と影の高校野球』では最近、話のネタは聖隷クリストファーと高校野球、東海地区の代表選考だった。自分なりに考察を重ね、

「こういう見方をすればあり得る話だった」

と理解したつもりだった。だが、また批判的内容を書く事になった。理由はその記事である。


東海地区の選考委員長であった鬼嶋氏に電話取材した記事である。鬼嶋氏といえば代表校発表の際に

「個々の能力の差」

「投手力の差」

「甲子園で勝てるチームかどうか」

と聖隷クリストファーをディスる様な発言をした人でもある。


記事によれば、意見が分かれた結果委員長採決で大垣日大に決まったという。という事は、通常決定の全責任は委員長が負うべきである。なんでも1人の委員が棄権をし、票が分かれ委員長採決になったというのだから。


棄権した委員も無責任だなあ、と思いながら読んでいた。すると鬼嶋氏は棄権した委員がいない事、また棄権した委員と事前に連絡を取った事を否定していた。


これでわからなくなった。選考委員は委員長を含め偶数である。棄権した者がいない場合は委員長以外は7名となるので、票が分かれて決められないという事はない。それなのに委員長採決となる場合は、委員長を含め票が4ー4に分かれ、委員長か誰かが強権発動した場合しかない。(5ー3ならば多数決で決定なので委員長が決める必要がない)


さらに、委員長が大垣日大を推した理由を聞かれると、大垣日大にこだわった訳ではないと言いながら

「試合数が少なくてデータにならない」

「大垣日大は強いとは思っていない」

なんて言っている。データを否定していては選考の否定になる。何より大垣日大は強くない(強いとは思っていないという事は、日本語の常識からいって強くないってことだ)なんて言っては、自らの選考理由の否定になっている。


自分があの時、何を言ったかわかっているの?何でここまで騒ぎになったのかわかっているの??

立場上、1番説明責任があるのはあなたでしょうが。


まあ、委員長という立場を持ちながら、東海大会よりも早慶戦を優先しなければならない人を委員長にする組織もおかしいが。


とにかく、1番説明責任のある人の言葉とは思えなかった。

こんな言葉で誰が納得するだろうか。

「後は毎日に聞け」

と言うが、真相が主催者たる毎日新聞の意向なら選考会はいらない。そうであっても、選考会という形を経ているのだから、委員長以外に誰に説明責任があるというのか。


名門大学を出て、会社の社長というが頭が悪いのかと思った。


17日には聖隷クリストファーのある浜松市を選挙区とする静岡8区選出の国会議員源馬謙太郎氏が国会で選抜の代表選考について質問し、末松文部科学大臣から説明責任を果たすようにという意味の回答があった。つまり以前に寶会長が行った発言ではまだ説明責任を果たしていないと取ることが出来る回答だった。

寶会長、鬼嶋委員長、説明責任を果たさないと。


責任を果たすのが遅くなればそれだけ、聖隷クリストファーのみならず大垣日大にも支障が出るというのに。