製造間接費配賦差異とは~


製造間接費配賦差異とは、製造間接費を予定配賦率で仕掛品に配賦することによる原価差異のこと。

操業度差異と予算差異に分かれる。
こちらでは一般的な公式法変動予算を例にとる。


1)操業度差異とは基準操業度に比べ、少ない(多い)実際操業度になったために生じた固定費の原価差異。

固定費で差異が生じるのは、予定配賦率が固定費分も含めて計算されているため。

操業度差異=固定費率×(実際操業度-基準操業度)


2)予算差異とは実際発生額から予算許容額※を引いた差異。

予算許容額は固定費+変動費配賦率×実際操業度

予算差異=予算許容額-実際発生額

実際をマイナスしているのに注目!



現在どこの勘定の話をしているのかを意識するのが重要だと思う……。

直接材料費の差異分析はこちら