チェコ共和国初代大統領に就任したヴァーツラフ・ハヴェル。
書の最後に素晴らしい提言があった。
その提言とは、
≪「明るい未来」は、実際、そして常に、
遠い「あそこ」の事でしかないのだろか≫という問いかけ。
それが正反対で既に昔からあり、
私たちが盲目で弱いが為に自らの内部を見ずに、
発展させられないのであれば未来はどうなるのか。
このようにハヴェルは私たちに問いかけている。
私は、これをそのままウクライナ人に問いたい。
≪ジャンプしないのはロシア人≫と叫ぶ前に、
その「反ロシア感情」に終生固執するのか、
或いは一歩下がって見つめ直すのか。
その源泉は「ホロドモール」(1932~4)だろうが、
その当事者が2014年に何人存命していたのか。
仮に当時20歳だったとすると2014年には80歳。
その感情は家庭教育や
社会を通しての「刷り込み」ではないのか。
独立に伴って経済の低迷が始まった。
そのやり場のない不満が自らの心に火を点けたのでは。
その狂信的な感情にアメリカは着目し、
いとも容易く利用したのではないのか。
騙す方にも騙される方にも問題があるのでは。
同じスラヴ民族でも個人差はある。
仮にハヴェルがウクライナの大統領に就任していたら、
簡単にアメリカに利用されなかったのでは。
戯曲家は物事を立体的に捉える仕事だろうから。
それに対して芸人は、
瞬発的な「打ち上げ花火」を得意とするのでは。
先だってアイルランドの宇難民についての日記を挙げたが、
アイルランドに避難した宇難民の40%近くは、
同国に永住したい意向を示していると。
この傾向は他の国で暮らす宇難民にも共通するのでは。
それならば過激な民族意識は抑えるべきでは。
同じ悲劇を繰り返さないためにも。