お疲れ様です、淳矢淳矢です。
毎月行なっている当ブログ&世間
緊急事態宣言による映画館休業、度重なる新作公開延期に見舞われ大ピンチ!
5月はかなり新作を観る機会減ってしまったので
いっそ休むか…とも思ったのですが
数えてみれば鑑賞した新作映画は14本
配信作品の割合が多いですがベスト3決められなくも無い数!
それにお気に入りのものもあったので今月も通常営業でベスト3決めます!
観た14本
ミッチェル家とマシンの反乱(N)
ウィズアウト・リモース(A)
夢追い人(N)
そして明日は全世界に(N)
スーパー・ミー(N)
マイルストーン(N)
SNS 少女たちの10日間
オキシジェン(N)
スプリー
くれなずめ
アーミー・オブ・ザ・デッド(N)
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(N)
過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家森山大道
ゴースト・ラボ:禁断の実験(N)
無印:劇場公開
(N):Netflixオリジナル
(A):Amazonプライムビデオオリジナル
いつもどーり
結末に関わる過度なネタバレな致しませんが
ここから先感想を書く上で内容に触れたりはしますので
どうしてもゼロの状態で作品観たい方は引き返してください
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ではまず3位から
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🥉第3位🥉
『SNS 少女たちの10日間』
ネットの闇を白日の下に引きずり出す
知っていたけど…な地獄の光景
童顔の成人女性をオーディション。
彼女達が12歳を装いSNSをやると、どれくらい性的目的で男がアプローチしてくるのかを検証したチェコ産のドキュメンタリー。
企画聞いただけで既に怖い。。。
そしてまず言っておきたいのは
オススメはしません!
という事。
3位にしておいてなんなんですが。
というのも
まずエグい量のモザイクが出てきます!
映画館のスクリーンに大映しされる大モザイクは嫌悪感が段違いでした。(しかも割と薄め)
まあそういう直接的なものはまだ良くて、よりキツいのはモザイクから溢れ出る男のギラついた視線、恥ずかしげもなく繰り出される要求。
こいつらはパソコンの向こうにいるのが人間と思っているのか?
こんなクソな人間が存在するというのか…
作品を通して描かれる人間の醜い部分を見る事で、それを自分なりに咀嚼し受け入れられるようになる
という事は多々ありますが、これはそういった類のものではない。
断固否定すべき諸々たち。
正直、男の私でも相当しんどかったです。
女性のそれはもう見当すらつきません。
そんな調子で全般に渡って男が知らない女性の生きづらさ連発。
面接シーンだけでかなりキツいですし、これはほんの序章中の序章に過ぎないという。
私の観た回でも、後ろで途中退席する音がちょこちょこ聞こえたりして(私は割と前の方で観てた)
完走するだけでもかなり体力を必要すると思います。
体調整えておかないと2ラウンドK.O.やむなし!
それにしても感想と言っておいて、観る時の注意点を羅列するという支離滅裂なものになってしまいました。
でもそれくらい壮絶なものが映し出されていたんですよ!
ただ過激なものだけあって、企画自体が孕んだ問題や、製作側に問題を感じる部分も多々ありました。
捏造ヌード写真や途中の若者の描かれ方などがそうです。
あと個人的にですが、こういう作品によって犯罪者が減る事は、正直ほとんどないと思っています。
たとえ減ってもまた形を変えて現れるだけのイタチごっこになるだけ。
それでも世に流れる事に非常に意味がある作品だと思いますし、こういった被害に遭った人達の心情を少しでも理解する機会にもなり得ます。
それに作品を通す形で間接的に触れられる、というのは非常に意味があると思います。
まあそもそも、安全圏から他人をたやすく蹂躙してもいいと考えてるアイツらのひん曲がった根性がなんとかなれば問題ないんですが!
書いててまた腹立ってきました。
ちなみにこの作品内で連絡を取ってきた人間はちゃんとチェコ警察に突き出されたみたいです。
この一文だけ唯一結構安心できたところ。
それにしても日本でやったらどうなるのか…と想像しただけで戦慄してしまう一本でした。
人気俳優達のイチャイチャ共演
大人になっても続く友情との付き合い方
全般を支配する、成田凌さんをはじめとする6人による男子高校生時代からの内輪ノリ。
元々こういうのに関して、自分はリアルでも作品で扱われる事すらも嫌いで拒絶反応エグかったはずなんですが、何故か微笑ましく見れてしまいました。
年で許容範囲が広がったのか、この俳優さんたちのアンサンブルに何か特別なものを感じたのか。
少なくとも、面白さに拘れる人間の集まりという事を感じたのが自分の琴線に触れた一因だと思いました。
顔が良くなかったり、誰とでも分け隔てなく接して人気になれるタイプではない人間にとって、自分の頭から産み出された発想が素晴らしいものだと思える事は、まさしく自分の最後の砦。
何物にも変え難い事なのです。
だからカラオケのシーンでもなけなしのプライドで反論するし、それをわかってくれる人間とは仲間という同志の様な気持ちで一緒にいる。
ちなみにあそこでのヴィランとしての城田優さん絶品でしたね。
そして仲間の内の一人の秘密が明らかになり、次第に映し出されている映像が、虚実ないまぜの複雑なものなんじゃないかと、観ている側がグラグラさせられます。
それと共にワチャワチャの見え方も変わってきたり。
この地に足がついていないような語り口が、高校生から現在までの6人の関係性を物語っている様で非常に効果的でした。
そして後半では賛否両論なぶっ飛んだ展開もありましたが、そういう面白さで繋がった人間たちの解決法といったものだったし、むしろそこまでの流れから、物語のテンションがひとステージ上がった感じに込み上げるものがありました!
まあ実際置いていかれてしまった人も多数いたようですけどね。
私はこの段階でかなり作品に入れ込んでいたのでとても好意的に見れましたよ。
終始事あるごとにワチャワチャ!
そんな思い出を大切にしている仲間たち。
でも自分の思い出の中で他人を生き続けさせる事がどういう事なのか。
忘れる事はただ楽な事なのだろうか。
「引きずる事から逃げるなよ!」
「ヘラヘラしろよ!」
それらが込められたこのセリフが大好きです。
関係も気持ちもハッキリすることなんてない。
グラデーションの途中の日々は続いていく。生きていく。
ウルフルズのEDが流れるラストカットの余韻も素晴らしかったです。
万人の心に残る物ではないかもしれないけど刺さる人はトコトン刺さる!
私にとってはまさしくこれは私の映画!と思える一本でした!
🥇第1位🥇
『ミッチェル家とマシンの反乱』
アニメ界トップランナー達による傑作
誰もを楽しませる異次元のクオリティ
『くもりときどきミートボール』『LEGOムービー』『スパイダーバース』のフィル・ロード&クリス・ミラーコンビによる一作。
これは絶対にハズレなし!
そして当然の如く1位です!
冒頭からアクセル全開でぶっ飛ばす!
高密度のギャグやアクション、様々なユーモアとウィットに富んだ見ているだけで楽しいアニメーション!
まさに奇抜映像表現の波状攻撃!
圧倒的な情報量で気を抜く暇は与えず、それでいて各シーンしっかりと整理されていて難なく頭に入ってくる!
SNSエフェクトのような映像も現代っぽくて楽しいし、テンポを損なわない点もそれに拍車をかけています!
そして全般通して、映画監督志望の主人公ケイティの作品のようにも見えるのが良いし、物語もよくできていて、バラバラの家族が一つになっていく姿は単純に感動できますし、家族に相対するマシンたちは、技術の進歩で置いていきぼりになっているリアルな問題を浮き彫りにし、現代のアンチテーゼにもなっています。
あと押し付けがましくなくLGBTQ描写を入れてるのも素晴らしいです。
(でもせっかく押し付けがましくないので言うのも違うというパラドックス。)
これこそ今槍玉に上がる問題の終着点!と思えたのであえて言いました!
あと個人的にファービーシーンはとても好みでした。
ファービーの思いもしなかった見せ方が斬新で流石の一言。
なんだか私の大好きなグレムリンっぽかったのも大きい!
とにかくこういった物語や設定に奥行きを持たせながら、単純にアニメの気持ち良さも半端じゃないのが凄い!
単にテンション上がりっぱなしでなく、超ハイテンポで緩急をつけているとんでもないクオリティ!
そして通底する切り口の斬新さがそのクオリティを底上げしています!
どこまでハードルを上げても大丈夫と思える超楽しい作品!
僕の能書きはいいから、とりあえず観て!な一本でした!
ということで5月の1位は『ミッチェル家とマシンの反乱』でした🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉
正直公開されている劇場の関係で観れてない作品も何本かあり、特に
・ジェントルメン
・ファーザー
・アオラレ
・アメリカンユートピア
・地獄の花園
は楽しみにしてたけど観れていないので
これらは近々観れたら6月の候補に入れたいと思います。
6月から映画館の営業が始まるのでまた劇場で観られる日々が戻ってくると思うと嬉しいです❗️
当たり前に劇場で映画を観られる日々に感謝しつつ足を運びたいと思います‼️
というわけで
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️