淳矢淳矢が観た2021年新作映画ベスト3 「1月編」 | ピン芸人・淳矢淳矢のブログ。優柔不断で慎重派。

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主に映画のランキングをつけています。

淳矢淳矢です。



去年の年末映画ランキング以来の更新です。





今回のブログですがタイトルにもある通り

1月に観た新作映画のベスト3発表を執り行います!




というのも、去年を振り返ると観た映画が新旧合わせて359(新作91本)


これだけの労力を割いてTwitterの感想発信だけでは勿体ない(お金が)と思いまして


じゃあ月一でも新作のベスト3を決めていこうと

その方が年末自分も多少楽できるぞと思いブログ作成に至ったわけです!






前置きはこのくらいにしてさっさと本題へ。





まず1月に観た2021年公開・配信の新作がこちら



新感染半島 ファイナル・ステージ 

デンジャー・ゾーン(N)

あの夜、マイアミで(A)

43年後のアイ・ラブ・ユー (A)

恋する遊園地

聖なる犯罪者

Swallow スワロウ

ザ・ホワイトタイガー(N)

さんかく窓の外側は夜

ペンギンが教えてくれたこと (N)

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族

ジューン&コピ(N)

薄氷 (N)

〈全13作品〉


(N)Netflixオリジナル作品

(A)Amazonプライムビデオオリジナル作品

無印は劇場で観た作品です。


意識的に、よりサブスクを活用しようと思ったので配信作品が多くなりました。




この中から第3位から1位まで感想付きで一気に発表いってみたいと思います。



ちなみに


結末に関わる重要なネタバレはしません


内容に触れたりはするのでその辺ご了承ください🙇🏻‍♂️















ここから発表

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第3位

『新感染半島

ファイナル・ステージ』


名作ゾンビ映画の系譜に新しく名を連ねた前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』。

"新感染"と"新幹線"がかかっているという悪ふざけとしか思えなかった邦題からは、想像できない完成度の高さと新鮮味のあるゾンビ映画っぷりにキレイにカウンターを喰らせられたのも記憶に新しいですが、本作は続編ながらガラッとテイストが変わりました


いざゾンビ島上陸後、ディストピアで強かに生きる少女、マッドマックスクリソツな施設、悪役側の複雑な人間関係などの要素が面白く、更には豪快なカーアクションのワイスピよろしくな展開に勢いで持っていかれます!

設定上、夜でないと行動できないため画面が暗い事が多く、起きている事が分かりづらいきらいはありますが、否応無しに力技で盛り上げられてしまう!

でも一番良かったのはやはり前作も大活躍だった全力疾走するゾンビ!

ノリノリでやっているゾンビには撮影楽しそうだな〜と想像してしまいました!


ちなみに序盤、主人公がゾンビウイルスの島出身という事で村八分にされるのは、図らずも現在のコロナ禍を風刺するような描写になっていて、今見る意義があったりするなと思いました。東京在住が地方行く時の村八分感ですね。


ノリノリのアクションでぶち上がっている所に、悲劇展開で緩急をつけられるのは好き好きあると思いますが、胸にグサグサ刺さってくる前作よりエンタメ性を増し、楽しい!と素直に思える今作もまた良い!

年明けに相応しい一作でした!













第2位

『ザ・ホワイトタイガー』



インドの貧困層の若者が一念発起し成り上がってやろうとするも、そこには社会、そして個人に深く根付いた闇が大きな壁となりというストーリー。

ちなみにインド映画の定番のダンスシーンは一切ありません。


インドの貧困映画といえば「スラムドッグ$ミリオネア」ですが、あれが貧困と感動を結びつけた「おしん」みたいな作品だった一方で、本作はインド貧困層が社会の伝統により将来を選択する自由を奪われ、容易に成り上がる事ができない国になっている様を辛辣に描いた骨太な作品でした。

いわばインド版「ジョーカー」


冒頭に中盤の展開を先に見せて、主人公が振り返るように語られる構成も、中盤以降の展開を読めなくする効果があり実に巧み。


主人公バルラム役のプリヤンカー・チョープラさんの好演も素晴らしかったです。

人懐っこい笑顔は、可愛がりたくなるキュートな人物像を表しているのと同時に、生まれから染み付いた召使いな性分も滲み出ているように感じさせます。

この表情一つでこの作品の爽快さ、そして何より苦さを体現していると言っても過言ではないほどベストなキャスティング。


あと一番印象に残ったカットは、バルラムとその辺のおじさんが高層ビルをバックにウンコ座りで笑顔という場面!

下層の人間が貧困に慣れて思考停止している様、その下層に合わせる事でどこか安心感を得てしまうバルラム、その模様を上層が見下しているという、インド社会の問題を一発で感じさせるような素晴らしい画!


あと作品の中身と関係ないですが、「THE WHITE TIGER ザ・ホワイトタイガー」の題字が可愛いのも好きでした。

文字の点がトラの目になっている所ね。


Netflixオリジナル配信なので観られる環境は限られますがぜひ観て欲しい!

というかNetflix値上げだって!?

それでも入り続けるから、こういうクオリティの高い作品をどんどんお願いします!















第1位

Swallow スワロウ』


お金持ちと結婚し何不自由なく生活しているかに見える妻ハンターが、とあるきっかけで金属などを飲み込む異食症に目覚めてしまうというお話。


ビー玉や釘を飲み込む様がなかなかにショッキングなだけに、陰鬱でジメっとしたスリラーかと思い劇場に行きましたが、実際は生きづらさを抱えた女性に焦点を当て、その開放までを描いたなんとも爽快な後味の作品。


結婚して夢にも思わなかった生活を手に入れたのはいいけど、夫は素敵な夫に見られたいだけで自分は見下されているのが透けるし、義両親からも「産む機械」扱い。

私って何?私の自由は?

本当は成金な生活に合わせて自分を偽りたくないし、堂々とスマホゲームだってしたい!

そういう気持ちがハンターを異食へと向かわせます。


そんな異食の第一歩"氷食"シーン素晴らしかったです。

氷が語りかけてくるような撮り方、効果音、不思議と氷が魅力的に見えてくる

それを思わず口にし、ガリッと咀嚼しゴクンと喉を通るまでの一連が、なんとも美味しそうというか気持ち良さそうというか。

異食に走るキッカケとして十二分に説得力のある印象的なシーン。


異食の他にも妊娠、生い立ち、など様々な要素が出てきますが、これらにキチンとケリをつけるラストも実に巧みで、更に余韻に浸れるエンドロール付き!

実に贅沢な時間を過ごさせていただきました!


でもやっぱり電池飲むのは流石に危ないですよ🔋












というわけで1位は「Swallowスワロウ」でした🎉🎉🎉





去年から公開を楽しみにしていた作品の一つでもあったので

しっかりとハードルを超え、しかも意外な形で超えてきてくれたのが高得点でした!




今日載せた作品は全部2021年2月5日現在公開・配信中なので気になった方はチェックしてください!

映画館はどこもコロナ対策バッチリしてありますので!





最後に今回1月に観た新作ランキング発表とか言いながらもう2月入ってちょっと経ってしまっているので

2月分はキチンと2月内、ないしは3月1日くらいには上げれるようにしておきます💦





というわけで

読んでいただきありがとうございました!!!



また2月のランキング発表まで👋