バリ島 (1) - デンパサール | Art of the World - カメラを持って、旅に出よう

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10年以上定期的に世界を旅しています。それらの旅の記録を写真と共に残しています。2024年3月現在渡航国と地域は65。

 

2019年に入ってすぐ、ゴールデンウイークにはどこかには行こうと検討を始めていたのですが、例によって動きが遅く、目前に迫った3月になっても行き先を決めきれずにいました。

 

2017年の夏のラダックの素晴らしい旅以降、長期休暇が近づいてきては、アフリカやら北極圏やら行先を色々と検討するのですが、結局休みの直前までどこに行くかを決めきれず、そのうちチケット価格の高騰とリサーチ不足により旅行自体断念して地元で登山やらスキーやらをする、または近場の台湾で済ませる、ということを繰り返していました。

 

意欲減退の理由は明白で、留学後に勤め始めた会社で充実していない日々を送るにつれて、キャリアへの活力を失っていたことが、私生活の活力をも減退させるという形で旅のやる気にも波及していたのでした。じゃあ旅しなきゃいいじゃんという話なのですが、そうは言っても若い時間と貴重な長期休暇の機会は限られているという思いもあり、毎回休みの度に葛藤をしていたのでした。

 

そんな時、急に思い立ったのがインドネシア・バリ島の旅。

幼馴染がジャカルタに駐在していたのですが、最近仕事を通じて知り合った方と、ふとした会話の流れで共通の友人だったことがわかったのでした。その方もジャカルタ駐在中で、じゃあジャカルタで一緒に飲みましょうということになったのでした。とはいってもジャカルタ自体は特にやることがないとのことで、バリ島を巡るのをメインとし、旅の終わりにジャカルタで合流することにしました。

 

深夜のジャカルタでの乗り継ぎ

 

 

 

業務後に成田に直行して、ジャカルタで乗り継ぎ、バリに到着しました。

熱帯のむわっとした空気。ああ旅に来た…と俄然テンションが上がってきます。バリでは原チャを借りて島を巡る予定にしていましたが、事前に予約しておいた業者の送迎サービスにて宿に向かいます。

 

宿は西側の海岸に近い、プジワンゲストハウスというところ。

バリはリゾートのイメージがあると思いますが、リゾートエリアは島の南部。内陸部のウブドやバトゥール湖を始め、他の地域には素晴らしい自然や寺院も広がっています。ということで、リゾートエリアはこの日1泊だけして北上する予定としていました。寝るだけだしと約2,000円というこの宿にしたのですが、ところがどうして、素晴らしいクオリティでした。

 

 

 

 

 

 

原チャを受け取ります。

 

 

 

 

バリはまだ昼。

勤務後の直行で身体はガタガタ。ベッドでゆっくりしたいところですが、まだまだ時間があるので、宿で受け取った原チャに乗って、バリのリゾートエリア南端にある、ウルワツ寺院に向かうことにしました。

 

バリの熱気の中を原チャで駆ける高揚感。

飛ばし過ぎないように注意しながら、国道を南下していきました。

 

 

 

 

 

続きます。