新年度になりました。
コロナが大事になっていますが、とりあえず無事です。
小池都知事が「外出自粛要請」を出される前の3月中旬ごろから、感染症として恐ろしいものだという認識をしており、オフィスに行くのを極力避けていました。
恐ろしいものだと思うポイントは、山中伸弥先生がご自身のコロナ特設サイトで「2つの顔を使い分ける狡猾なウイルス」と形容されている通り、多くの人は新型コロナウイルスに感染しても気づかない一方、一部の患者さん、特に高齢者や糖尿病などの持病をお持ちの方には、同じウイルスが牙をむいて襲い掛かる*、そして手洗いやマスクしていても感染することがある**(=個人レベルの予防に限度がある)というところ。この認識を基に、自分が会社に社会に感染を広げる媒介にならないということを念頭に、オフィスには近づかないようにしていました。どうしてもオフィスに行かなければ仕事にならない人、例えばエンジニアには申し訳ない気持ちが多いにありましたが。
山中伸弥先生の特設サイトより
* http://www.covid19-yamanaka.com/cont1/main.html
** http://www.covid19-yamanaka.com/cont7/main.html
年に何回も自由に旅をしていた頃が、もはや遠い昔のことのようです。
世界が元通り、自由に往来が出来るようになるまではしばらく時間がかかりそうですが、またいつか平和な世の中が戻ってきたら、カメラを持って旅に出かけたいと思います。
それまでは過去の旅を整理しつつ、嵐が去るのを待ちたいと思います。
漫画「岳」で、エベレストで猛吹雪の中決死の下山をする一向に向けて、パーティーのシェルパのテンジンが
「自分の命を守ることは、この山では人の命を一人助けることに値します。」
という言葉をかけるシーンがありますが、今回のケースでは、「うつって発症して医療のキャパシティを圧迫しないこと」がそう言えるし、また「無意識に自分が媒介とならないこと」も、他の誰かの命を助けることに値するのではないかと思います。
嵐が去るのを待つこと - 融通の利く人は可能な限り移動と他人との接触を避けることが社会への貢献だと思って、日々を過ごしたいと思います。
(一方、社会を「回す」のに、避けられない得ないお仕事がたくさんあります。そういったお仕事に従事されている方には本当に感謝です)。