🎵ひっそりと誰が生けたか秋の花病む人の胸ぽっと温む 8月8日から五日間ほど入院して、8月14日から休日を除き 9月15日まで、平日毎日通った出雲の県立中央病院。 いつも大体、行くと必ず二回はトイレのお世話になってた…(苦笑) その一つに、いつもこんなふうに、季節の野の草花がそっと飾ってあった。 飾ってある、というよりも そっと置いてある、というような… この花達に、大事なメッセージをもらった気がする… 前半戦は楽勝だった、から、たぶんあんまり気に留めていなかった、かも。 でも、最終ラウンドあたりでしんどくなってきたとき、ふと気付いた 毎回違うこの小さな花の存在。 どんな人が生けてるのかな? なんて、想いを馳せてみたり… みんな何らかの不安や痛みや苦しみを抱えて、ここに来ている訳で… そんな人たちの心をそっと温めてくれる小さな花の存在と、生けてくださった方の優しさに、手を洗いながら心のなかで何度も、ありがとって呟いた。 放射線や抗がん剤で、ダメージも勿論受けてはいるけれど、それによるマイナスを思うのではなく、それによって確実に改善されているのだ、という思いに切り替えていく。 病気がわかって、治療方法に悩んでいたとき、米子の自然食や身体と心に優しい物を提供するお店、あわや の店主 、大好きな かずみさんから言われたことば… 「純さん、大丈夫!身体自身が本来持っている 治ろう!とする力はすごいの。その力を信じてあげて。」 元助産師で、看護師で、放射線科でも働いたことのある、というかずみさんのことばには、その涼やかで優しい声とは対照的な 強い深い力がありました。 このことばと、医師である何人かの友人やお世話になっている人たちの助言によって、私は放射線と抗がん剤の治療を受ける決心をした。 まだまだ本調子、には遠いけれど それでも一日一日と、すこしずつすこしずつ、身体が 治っていく感覚が確かにある。 身体ってすごいな。 わたしのからだ、がんばってくれてるんだな…(笑) 今までぐわーって一時間で出来たことが、休みながら 倍の時間かかってしまって、それが歯がゆかったりする。 それでもちゃんと、普通の暮らしが出来てるんだから、まあ良しとしなよ、そんくらいがちょうどいいんじゃない?とオットに言われる…(笑) ゆっくり、でいいんだったな。 じっくり、がいいのかもなあ。 雨の午後、煙る山を眺めながらそんなことをふと思ってみたり…

Jun Shiratsukiさん(@junshiratsuki)が投稿した写真 -