私が島根で生きていこうと決めた一番のキーパーソンになった人が、白築家… 我が家のおばあちゃんです。
島根に来るまでの、33年間の私の人生と固まった価値観を、するり、ふわりと、変えてくれた、不思議な魅力溢れる人…
今や、我が家の子供達にとっても、大事な大事なおおば(大ばあば)
なのであります。
とても田舎の山の中のおばあさんとは思えない、何とも言えない、凛とした品の良さと、いつまでも女の子みたいなかわいらしさと、少年のような好奇心を持っている91歳の、私の愛しい大ばあば。
最近さすがにお風呂でシャンプーするのが、独りではちょっと大変になってきたので、週に三回位、私が子供達をお風呂に入れる時、一緒に入っています。
シャンプーしない日はまだなんとか一人で入れるのですが…
手がリウマチで痛かったりして、なかなか言うことをきいてくれません。
本人はいつも、「すまないねー」と、ほんとにすまなそうに言うのですが、こちらの方がこんな幸せな時間をもらえて、ありがとう、なのです。
子供達はおおばと入るお風呂、、嬉しそうです!
いのちについて、体の不思議について、はたまた性教育?にも
とてもいい教育の現場でもあります。
三歳の息子がシャワーをかけてあげたり、六歳娘は、なにくれとなく、世話を焼いたり…
そんな曾孫達とのバスタイムは、おばあちゃんにとっても幸せなひとときのようです。
「ありがたいことですよー」を連発します(笑)
子供達は普段は激しい姉弟喧嘩をするくせに、
弱った身体のおおばには、とても優しいのです。
「おおば、だいじょうぶ?」
「おおば、痛くない?」
と、やさしいトーンで声をかける二人…
人って本来、自分より弱いものにやさしい生き物なんだ、と思わされます。
おばあちゃんの身体を洗いながら、彼らのそんな姿を見ているだけで、私はとても温かな気持ちに充たされます。
六歳になったばかりの、おてんば娘。
今夜は二人並んで、女子同士仲良く入浴中!
歳の差85歳でも、なんだか気持ちが通じあう…みたいです。
おてんばで、負けず嫌いで世話好きで、、だけどちょっとおっちょこちょい…
「あんたね、この子は私の小さい時にそっくりだわ」
と言うおおば…
そう、この二人の性格はとても似ているのです(笑)
あ、もしかしたら、私も… ??(笑)
さっきテレビで ピラミッドを初めて見て感動した娘…
「ちったね、おっきくなったらピラミッドに行くけん、おおばにいっぱい
写真撮って来てあげるね!」
「その頃は もう おおばはいきとらんよ」
「じゃ、お空から見とってね」
「はいはい、わかったよ」
「あ、でも、かやぶきのおうちばっかり見てないで、エジプトの方もちゃんと見とってね」
(笑)
島根とエジプト、同時に見るって…
いくらお空の上からと言っても、どれだけ広い視界なんでしょう
いいないいな、すてきだな。
そんな広い視野で見られる宇宙規模な世界!
6歳と91歳女子の お風呂の中での会話…
でした(笑)
