娘のことを書きたくなりました。
幼い頃の娘は、不思議ちゃんと呼ばれるキャラでした。
自分の世界を持っていて、感情を荒げることはほとんどありませんでした。
育てやすい子。落とし穴でした。
学齢期に入り、自己主張のない娘は、お友だちの目にはよく分からない子として映っていたのかもしれません。
いつも、
一人で本を読んでいる子どもでした。
小学校高学年に入ると、周りのお友だちは成長期、反抗期、感情がザワザワし始め、きっと、娘はそのざわつきの中に居ることがしんどくなり始めたんだと思います。
それでも、
娘は自分を保とうとしていました。
中学に入り、周りは大人びてきました。
娘は、ずっと、少し離れたところから客観的に自分の状況を見ていたんだと思います。
そして、きっと、自分が周りの人のように、感情を表現できないことに漠然と不安を感じていたと思います。
その頃、私は娘に
「君は大人になってからの方が強くなる。
大丈夫だからね。」
と、伝えていました。
完全に自分と重ねていたんです。
自分と同じような道を
あの子も歩むのだと疑わなかった。
もし、挫折するような出来事があったとしても、私が側に居るから大丈夫だと思い込んでいました。
娘はそんな私に、何も言いませんでした。
もう、
見えている世界が違ったんでしょうね。
娘の欲しかった言葉は
何だったんだろうと考えます。
「苦しいんだ」と言いたかったのかなと。
ごめんね。
「君の気持ちが知りたい。話をしよう。」
そう言ってあげたかったと、
今日は想いを馳せてます。