日本国憲法草案審議の地

虎ノ門から森美術館(六本木ヒルズ)まで散歩がてら歩きました。

いつもは地下鉄で行くので新鮮でした。

アメリカ大使館、スペイン大使館、スウェーデン大使館、サウジアラビア大使館が並びます。歩道の脇に「日本国憲法草案審議の地」と刻まれた石碑を見つけました。

設置は八木通商株式会社となっています。

 

日本国憲法草案審議の地

この地は昭和二十一年(一九四六年)二月、

連合国軍総司令部と、日本国政府との間で、

日本国憲法草案について審議された

跡地である。

この地には(財)原田積善会の本部があり、

戦後に外務大臣官邸として使用されていた。

当事者に総司令部側代表としては、民政局長

ホイットニー准将、民政局次長ケーティス大佐の

両名で、日本側は当時の外務大臣吉田茂と

法務大臣松本烝治であった。

この碑文にある、昭和21年に行われた草案審議の中身を具体的に知りたいところです。

 

外務大臣官邸に使用されたという(財)原田積善会についても調べてみました。

大正9年に設立された財団法人で、社会福祉や学芸・化学分野への助成などを現在も行っているようです。NHKドラマの「いだてん」で”打倒アメリカ”を誓った田畑政治が建設した「神宮外苑プール」の建設費用はこの財団の寄付によるものだそうです。