あなたにとってスポーツボランティアとは

履歴書を書きました。

「趣味・その他活動」を記入する欄がありました。

ランニング、軽登山、美術鑑賞…… 

に続けて、「スポーツボランティア」と書きました。

始めたきっかけは、あの東京マラソンでした。

ランナーとして参加してとても楽しい思いをして、

翌年の抽選に外れて、でも、どうしてもまたあの舞台に関わりたくて、

今、スポーツボランティアをされている方の中には同じ経緯の方も多いのでしょう。

スポーツボランティアも、一度経験してしまうと、もう一度、もう一度と離れがたくなります。

いろいろな形、さまざまな規模の関り方があります。

組織に属さなくても個人で参加できる大会もあります。

自分の行っている種目や、好きな競技のボランティアから始めても良いですし、

知らなかったり馴染みのない種目を知る切っ掛けにもなります。

今の社会状況では気楽にとは行きにくいですが、いずれ時が来れば…

※運営や理念に賛同しがたい大会や団体もあるのでご注意です。

『あなたにとって スポーツボランティアとは』-ダイジェスト

 ⓒ特定非営利活動法人日本スポーツボランティアネットワーク

フルバージョンはこちら ↓

 

 

スポーツボランティアとは(日本スポーツボランティアネットワークHPより)

  • イベントの運営や参加者を支えるスポーツボランティア

「近年、スポーツボランティアが広く社会に認知されるようになり、スポーツイベントの成否にスポーツボランティアの活動が不可欠になりつつあります。」

  • 多岐にわたるスポーツボランティア活動

スポーツボランティア活動は、イベントの運営支援ばかりでなく、スポーツに関わる活動を支えています。地域の少年野球やサッカー教室など、スポーツクラブ・団体の活動も、スポーツボランティアによって支えられています。

スポボラ.net - スポーツボランティアの「活動を学ぶ」「活動に参加する」を探せて申し込めるポータルサイト(スポボラネット) (spovol.net)

 

 

浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―

町田市立国際版画美術館に行ってきました。

企画展「浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―」が開かれています。

江戸時代を代表して歌川広重(1797-1858)

明治時代からは小林清親(1847-1915)

大正時代から昭和時代を川瀬巴水(1883-1957)

三人の浮世絵師が描く風景画が、4部構成で展示されています。

1章 江戸から東京へ―三世代の眼―

2章 歌川広重―江戸の名所絵―

3章 小林清親―明治の光線画―

4章 川瀬巴水―大正・昭和の新版画―

川瀬巴水の作品が好きで見に行ったのですが…

小林清親の作品はこれまで全く知りませんでした。

それもあって最初は少し違和感を感じながら一点一点鑑賞しました。

作品に添えられている解説の助けもあって徐々にその魅力がわかるようになりました。

小林清親 『海運橋 第一銀行雪中』
傘を差し画面の奥へ向かう着物姿の女性。その先には人力車の往来する石造の海運橋が架かり、立派な建物がそびえ立っています。この建物は明治6年(1873)に開業した第一国立銀行で、当時の代表的な擬洋風建築の一つです。灰色の空には鳥が三羽飛ぶほかに何も無く、当時としては珍しい高層建築だったことがわかります。清親はこの新しい建造物を取り立てて誇張することなく、季節や人々の生活に溶け込む様子に描いています。同時に、建物の全貌は描かず上層部分のみを橋からのぞかせることで、江戸浮世絵に登場する「富士」のような、シルエットの面白さを引き出すことも忘れていません。  (町田市立国際版画美術館HPより)

川瀬巴水 『芝増上寺』

雪の白と建物の赤のコントラストがなんとも鮮やかです。この建物は、港区芝の東京タワーのすぐそばに、現在もある増上寺です。江戸時代には徳川家の菩提寺として隆盛を誇りました。
雪はしんしんと降り続いているようで、増上寺の屋根にも、左手前の松にも雪が積もり、松の幹は雪の重みでたわんでいます。雪片が飛び散る吹雪の中、着物姿の女性が傘をつぼめて増上寺の門前を進みます。
  (町田市立国際版画美術館HPより)

今回の展覧会では、雪の増上寺を描いた作品が3点展示されています。

広重、清親、巴水それぞれの作風やテクニックの違いが分かります。

 

広重

 

清親

清親の増上寺いかがでしょうか。

枝に積もった雪が落ちていく様子などが書きこまれていてチャーミングでは?

 

巴水

 

展覧会は9月12日まで開催されています。

展示作品は373点、前期後期で全点入れ替えがされます。

大きな美術館ではありませんが、全部の作品を見て歩くと、予想以上に時間が経過します。

時間に余裕を持ってお出かけください。

浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼― | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館 (hanga-museum.jp)

 

捨てられない記憶 ―― 被災物

東京マラソン財団では東京マラソンの運営以外にもいくつかの事業を行っています。

その一つに、スポーツレガシー事業があります。

スポーツが後世に遺せるものは何か、について語り合い、

実践する場を提供することで、私たちひとりひとりがその本当の価値を理解し、

スポーツを軸とした新しいライフスタイルを享受できる社会の実現を目指します。

HPではこのように説明されているのですが…

それはさておき、先日同財団のオンラインセミナーで、

“今日からできる震災への心がけは、体力作りです”-東日本大震災のご経験を踏まえて

が開催されました。

講師は、宮城県の気仙沼・リアス・アーク美術館 館長 山内 宏泰 氏でした。

以前にアフリカからの記者グループを引率してリアス・アーク美術館を訪問し、山内さん(当時は副館長)のお話を伺い大きな感銘を受けました。

東日本大震災から10年が経過し、復興五輪と称された東京オリンピックが計画されている今、もう一度震災とは何だったのか、経験者である我々は将来の世代に向けてどのような責任を負っているのかを強く強く考える必要があります。

残念ながら同日のセミナーの内容は公開されていないようですが山内さんの思いを知ることができる動画がいくつかありますのでご紹介します。

 

 

このブログでは、山内さんもしくはリアス・アーク美術館についていくつかの記事を書きました。うまく伝わっているか不安ですが、ご関心を持っていただければと思います。

 

『読む美術館』 | Because it's there (ameblo.jp)

博物館と美術館 | Because it's there (ameblo.jp)

『砂の城』 | Because it's there (ameblo.jp)

3.11とアーティスト: 10年目の想像 | Because it's there (ameblo.jp)

「コメントは差し控える」 | Because it's there (ameblo.jp)