映画三昧 328 君と歩く世界(12)⭐⭐! | juntana325 趣味三昧

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主演は「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオスカー女優マリオン・コティヤール。監督は「真夜中のピアニスト」「預言者」の名匠ジャック・オーディアール。

ステファニーは、不慮の事故で、両足切断。彼女は、事故の傷以上に、心に深く傷を負う。ステファニーの傷をアリ(マティアス・スーナールツ)は果たして癒せ、愛せるのだろうか?二人は泳いだり、SEXしたり、格闘技賭博にまで手を染めるが、ステファニーの心は、癒される事はない。つのる満たされない思いをマリオン・コティヤールは、見事にまでスクリーンに表現する。その反面、マティアス・スーナールツは、不器用なのはわかるが、進むにつれ、益々ただの肉体派のでくの坊のように見えてくる。

オーディアールの回答は、ステファニーが、癒されるのではなくて、アリを癒し愛してやる事で、共に癒されるという答えだった。絶望の中から、そのラストに一瞬のきらめきを魅せるところは、素晴らしかった。

それにしても、マリオン・コティヤールの両足切断の姿には、そのリアルさにドキッとした、CGの技術はすごいねぇ。