デモ突入レポート | 木下順介オフィシャルブログ「東京火の玉キッス」by Ameba

デモ突入レポート

ノービーアルバートのスーパーに牛乳とパン、チーズを買いに行こうとして家を出たら目の前の通りが車で大渋滞。

休日なのになんなのかなと思いつつそのままテクテク歩いて行くと、大量の警察官とともに空には、

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ヘリコプター。

そしてもの凄い数の人々と、

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いきなりの荷物チェック。このチェックをくぐり抜けないと

牛乳買えないやん、俺!

という事態勃発にも人が多過ぎて引き返せないので、ゲートに行くと、ビー、とかなって再チェック。

しかし、意外にも警察官達が気持ち悪いほど紳士的かつ友好的にカバンのチェック等をして簡単にOK。

空港のチェック係よりも親切丁寧かつ半笑顔の警察官達。いつのまに、ロシアの警察官が日本のサービス業みたいになったんだよ、しかもデモ隊のチェックやで、とか思いつつもそのままチェックイン。

デモ隊は、こんな旗をはためかせてる人や、

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また、笑顔で普通に歩いている人達や、

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こういうのを掲げている人や

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仮設トイレの前で待っている人など

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想像していたロシアのデモとは大違いで、かなり平和でのんびりした光景。これなら日本のメーデーの集まりの方がよほど集中力があってエネルギッシュです。

中心部では、いろいろな色の旗がはためいて誰かの演説に盛り上がっていました。

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途中で前に進めなくなったので、通りからそれてスターリーアルバートへ。

ブリヌイ屋さんに入ったら、

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普通にカップルがいちゃついていました。

プーチン反対とか選挙前に言っていても、1票1000ルーブル(2800円)で軽く買収されてしまうロシア人。

舌の根も乾かぬうちに、とはまさにこの事で、目先のお金に転ぶ国民性はユーモラスでさえあります。

自己主張は強いが主体性が無く何処かマヌケな言い訳国家、

と言えばかなりな部分で国民性の要点をカバー出来るのではないかと考えたりする今日この頃。

メトロで携帯の画面を見ている男性が多いので後ろから覗き込むと、日本と同じようにみんなゲームとかをやっています。一方ロシアの女性は本を読んだり、ノートを広げたりして将来に向かって進んでいます。

何度もここで書いていますが、ロシアになって20年強。

これがロシアの現実なんだと思います。

そして夕方改めて牛乳を買いに行くと、

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何事も無かったかのようにいつものノービーアルバートに戻っていました。

しかもゴミひとつ落ちていません。

あの人達全員モスソフカ(ロシアのエキストラさんの事)だったんじゃないのか、そして警官もどこかのテアトルの役者だったのか、とか思ってしまいました。

デモ突入レポートというか、全てが平和に進んでいたので、私の牛乳お買い物レポート、となってしまいましたが、無事お買い物出来て目出たし、目出たしの夕暮時でした!!