危険作業 | 木下順介オフィシャルブログ「東京火の玉キッス」by Ameba

危険作業

街のあちこちでみられる屋根の雪下ろし作業。

$木下順介オフィシャルブログ「東京火の玉キッス」by Ameba

窓から見える建物の屋根にも人が上がっています。

しかし、

$木下順介オフィシャルブログ「東京火の玉キッス」by Ameba

ようく見ると命綱がみあたりません。

大丈夫なのでしょうか、いや大丈夫なわけがありません。

命綱をしていても適当な感じのロープだったりして危険極まりないです。

事故で命を落とす人の多いロシア。それも夏にお酒を飲んで水に飛び込んだりとか、高いところから飛び降りたりとかの、不注意どころか単なる無茶苦茶な行動での事故が多いんです。それが60才未満というとても短い男性の平均寿命の一因になってるんだと思います。

命知らずな行動を取る原因のひとつは、

子供の頃にだれにも大切にされていない、

という無意識への書き込みがある場合が大きいです。

その原因のひとつに、体罰、があります。

体罰をする事によって、子供が言う事を聞くようになったというのは、親にとって都合の良い状態になったというだけで、それは

ピストルを向けられたので黙った、

という関係に似ています。言う事を聞いた状態というのは親が安心しただけで、子供の小さな心や無意識への注目が足りない場合が多いのですね。

子供の問題行動は、根本的なその行動の原因にさかのぼり真剣に取り組んで行くという事が本来であれば必要です。家族全体の深い認識と自覚が必要なのですね。これはもの凄くエネルギーのいる作業です。

しかし、ロシアはそういう自覚というよりも大人個人の居心地や恋愛感情が優先される国なので、その犠牲者が子供になる場合が多々あります。大学で教えている日本語クラスの学生達と接してみてもこの部分がとても大きくクローズアップされて見えてきます。

日本でもカウンセリングでご両親と接している時に、この部分をお伝えするのがとても難しい部分ですから、ロシアではさらに難しい部分でしょう。

ちなみに体育会とかの体罰と、家庭での体罰は全く違う問題です。

そんなわけでまたいつか詳しく無意識と体罰の問題も取り上げたいと思います。