やさぐれ
夕方から個性的なお仕事をされてる方や、女優さんなど素敵な方々とガンガン飲みました!
感性の鋭い方ばかりなので繊細な観察眼から出てくる言葉がとても刺激的で楽しかったです。
その中で、やさぐれ、というテーマになって、映画でこのセリフを言う時にどう訳すのかなという話になったとき、いろいろ議論してたんですが、そういえば私も
「やさぐれちゃった連中ばっかりだよ」
というセリフを映画の中でしゃべったことを思い出しました。その時は、
「イレギュラー」
という英語字幕が付いていました。
海外の言葉に訳すのってニュアンスが難しいですよね。
映画「マスカケ線」のロシア語字幕のニュアンスを私は全くチェックしようもなかったのですが、ロシア人観客が楽しそうに観てたのでOKだったのだと思います。
というか、もしかしたら、セリフや言葉でなく、サイレントにしても観客に同じ感動が伝わるのが映画かもしれませんね。私も、モスクワの映画館で全くロシア語がわからない状態で「リターン(日本でのタイトルは父帰る)」 を観た時に、これは凄い映画だと思いました。後で知りましたが、ヴェネチア映画祭のグランプリ作品でした。
韓国のキム・ギドク監督も主役のセリフはほとんど無いのが多いですし、そういう作品で海外の大きな映画の賞をガンガン取っています。
世界的な基準での映画とは何か、芝居とは何かを教えてくれるような気がしました。
ようし私も頑張るぞ!