モスクワの店 | 木下順介オフィシャルブログ「東京火の玉キッス」by Ameba

モスクワの店

本日の、モスクワの街、シリーズは、モスクワの店、です。


写真たくさんでモバイルの人すみません!


モスクワで外食産業が台頭してきたのはここ最近。外でご飯を食べる時に、ここだ、というお店があまりありません。私が誰かとモスクワで待ち合わせして食事しよう、という時に、連れて行ける店、というものがあんまり無いなあ、というのが正直な感想でした。


が、しかし、今回はそういうお店を探す、というのもテーマにあったので、いろいろ連れて行ってもらいました。そして、ついにロシアの家庭料理を美味しく食べる事が出来て、素敵な店発見。アンドレありがとう!



アルバート通りからテクテクと歩いて行った場所にあります。オーナーが新進気鋭のデザイナーらしく、味も店内も、ロシアにしてはアットホームでほのぼのしています。


・手の形のメニュー立てもオーナーのデザイン。ちなみに600ルーブル。日本円で2400円くらいです。東京のドンキだと100円くらいやろ、というツッコミを入れたくなります。


・家庭的なロシア料理。美味しくてガンガン食べてしまい、写真を撮るのを忘れてしまいました。美味しいロシア料理屋さんというのが皆無だったので、この店には新鮮に驚きました。


・デザートにロシア特有のはちみつのケーキを頼んでみました。ウルトラ美味しかったです。

・帰りがけに私の名刺を掲示板に貼ってきました。やってることが東京と同じです。


・外から写真を撮ったら光ってしまいました。


このお店は私とモスクワで遊ぶ時には必ず案内させていただきますね。ボルシチ、ピロシキ、ぺ二エリ、などなど、日本でも皆さんご存知のロシア料理が普通に食べられます。美味しくて個性的な飲食店が少ないモスクワでは貴重な存在です。


モスクワに住んだら週に4回は通っちゃうでしょう。


外食文化がまだまだ庶民に根付いてないロシアですが、繁華街には外資も参入してきています。


・最近出来たスタバです。アルバート通りに2軒あります。


ちなみに、マックもハードロックカフェもあります。


・スタバの店内です。これが噂のマトリョーシカ仕様のカップ。夏には売り切れていて、日本ではプレミア状態になていましたが、私は今回手に入れる事が出来ました。うっしっし!300ルーブルでした。日本でも同じくらいの値段ですよね。


しかし、許せないのがスタバの珈琲の値段です。スターバックスラテのトールサイズが180ルーブル。えっ、日本円で720円くらいやんか。高すぎるっちゅうねん。というスタバでした。


もちろん安いカフエのチェーン店もありますが、驚くほどに珈琲の味が珈琲ではありません。スタバの珈琲は日本と同じでした。店内はおしゃれな人が多く、トイレもきれいです。店員さんもロシアにしてはまあまあ真面目にテキパキ働いています。と言っても、日本の3分の1くらいの動きです!


・そして通りには、ジュースや飲み物、軽食を売っているこういうお店がけっこうあります。

・これは雑誌をたくさん売ってるボックス


・こんなのまであります。もちろんCDやDVDはほとんどが海賊版です。


モスクワでは日本の人気が高いので、日本食レストランも多数あります。比較的どこも高級で値段が高いです。店構えやメニューの写真を見る限りでは、トンチンカンな日本、といった感じです。


・これも日本食レストラン

・トウキョウ、というレストラン。ここも値段がかなり高いです。味は・・・、だそうです。


モスクワに行ってまで、まさか日本食が食べたいとも思いませんが、滞在が長くなったりロシア料理が合わないという方がいらっしゃいましたら、私がお薦めしたいのが、


うどんやさん


という名前の日本食フアーストフード店です。アルバート通りにあります。名前が面白いので話のネタのために入ってみました。まあ、私は高松生まれですから一応うどんにはうるさいです。


モスクワ大学哲学科出身(日本に例えると東京大学卒)のアンドレに、うどん、屋、さん、が組み合わさるというのはどういう意味があるのだ、と質問されました。人の名前なら、さん、がつくのは解かるが、何でお店の名前に、さん、がつくのだと言われても、つくものはつくんです。やおやさん、さかなやさん、などなど、親しみの気持を込めた日本人特有の敬意の表し方、だと説明しました。納得していましたが、その説明で良かったかどうかは謎です。


・うどんやさん、外観。


・お店の外のショーケース



・なんと、うどん各種の他にカツどんやうな丼、おにぎりまであってしかもとても値段が安いです。味も日本でもOKなくらいのレベルです。


お昼時は物凄く込んでいます。ビジネスマンや若い人などに幅広くかなり人気の店です。


カツどんが意外に美味しかったのはカルチャーショックでした。やるな、ロシア!


モスクワはお金さえ出せば何でも手に入る街です。


・グム百貨店内のお店。ここはかなりの高級店です。店内には一昔前のロシアからは想像も付かないような品物があふれています。お寿司だってあります。


良い物を安く食べよう、というのは私達一般の考え方ですが、ロシアのお金持ちは、良い物をどれだけ高く買うか、という事を競い合います。そのメンタリティに最初は戸惑いますが、理解できればとても解かりやすくて、対策も充分立てた上で楽しむことが出来ます。とはいうものの、高級な店はとことん高くて日本の比では無いので、アブラモビッチくらいのお金持ちでないと安心してお店に入れません。


これからも行く度に、安心で美味しい店を探し続けたいと思います。


そんなわけで、モスクワの店、でした。