「どうぞ、散らかってる.........わっ」
「あっ、、そう...だ...ね。」
「ご、ごめん、ちょっと待ってて...」
「さとし、じゅん。 おいで!!! 」
さとしはボクをじっと見つめ、じゅんは少し後ろでさとしに寄り添い知らんぷり。
「じゅんだね?」
そう言って近づこうとした時、さとしはボクをずっと見つめたまま、じゅんの前に立つ。
「さとしじゃないよね? じゅんと話がしたいんだ。」
そう言ってもさとしはじゅんの前から離れようとはしない。。
「あの、今日は、、ワタシ帰る...ね」
「えっ(º ロ º๑) 、ちょっとまっ、」
ガチャン...
そりゃそうか.........
こんなにひどい部屋で、イチャつけるわけもなく......
「(o´Д`)=зフゥ… とりあえず片付けるか…...」
ゴミ袋に散らかったものを入れていく...
さとしはボクをじっと見たまま。 じゅんは小さくなって目を合わそうとしない。
じゅんだよなぁ…明らかに...。
「さとしはエラいね。
お兄ちゃんだね。
ちゃんとじゅんかばって。
でもね、悪い事したら、ちゃんと言わなきゃダメなんだよ…
ボクはね、怒らなくちゃイケナイの。 ゴメンね。」
そう言っても、さとしは体勢を崩そうとしない。 後ろのじゅんはどんどん小さくなる。。
「わかった。。 怒らない。 でも、どうしてこうなったか知りたいな…」
「・・・・・・・・・、俺のせい??」
後ろのじゅんの耳がピクリと動く。
オレか…...。
「じゅんおいで、怒らないから...
さとし、大丈夫。じゅんを怒らないから、ね?」
じっと見つめたままのさとしは、ようやくじゅんの前から離れおすわりをしている。
(いつでも助けられるようにか...)
「じゅん、ボクが悪いんだね?だから、こんなに散らかしたんだね。」
くぅーんと言いながらボクに近づき、ボクの手をペロペロ舐める。。 ゴメンねを必死でいっている
じゅんを抱き上げ目が合うように顔の位置に持ってくるとさっきよりも、申し訳なさそうな顔と声でくぅ〜んくぅ〜んとなく。
「悪い事した事はわかってるね? もう、ダメだよ!
ゴメンね、寂しかったンだね… 今日はかまってあげなかったもんね。。 」
じゅんはずっと、くぅーんといっている。。
コイツはなんてかわいいんだ。
「もう、イイよ… 先に片付けるから、ちょっと待ってて?」
しかし、派手にやったなぁ…(;´∀`)
「さとし、手伝ってくれるの? ありがとう。」
口に加えゴミ袋まで持ってくる。 いい子だね。
じゅんをみて、「(U・ω・U)ワン」と吠え、しゅんとしたじゅんも片付け出す。
「んふふ、さとちが怒ってくれたね⌒_⌒ 」
2人が手伝ってくれたから早く終わって、ようやくいつもの部屋に......
「はぁ...(。´-д-)疲れた。。喉乾いたな...」
「はい、どーぞ⌒_⌒ 」
2人にもお水をあげて。。
「飲んだら、お散歩行こうか⌒_⌒ 夜のお散歩。。」
2人は嬉しそうにシッポをふった。。