友人のYくんの結婚式。
乾杯の音頭を務めさせて頂く。
明治座とは違う緊張感に手に持つグラスが貧乏ゆすり。
大人の顔をした山もっちゃんがはにかむから、
こっちまでニタニタしてしまう。
Yくん、Nさん、お幸せに。
二人の道が、寄り添っていつまでも、続きますように。
誰もいない、風にそよともしない夏の公園に、迷い込む。
砂場に、半分埋まったおもちゃのシャベルとバケツを見る。
2年前の夏からずっとここに埋もれていた、というのは錯覚だろうか。
あの時も、同じように「あ、カラフルだ…」と呟いた気がするのだ。
この場所で、「お前は死に損ないなんだ」と罵られた、2年前の夏。
あの夜寝袋を広げたベンチに腰掛けしばらく、
今とあの頃と、何か変わったかなぁと考える。
何も変わっていない、成長も退行も。
そう思う反面、もう取り戻せない、そんな輝きがあの頃に見えたりもする。
このニ年間、あなたは死に損なって、それで生きていたのですか?『いいえ…』
これから、あなたは死に損なって、仕方なく生きていくのですか?『いいえ。』
ただいま友人の結婚式に向けて、各駅停車で帰省中。
草津でちょっと、途中下車。
2004年版、夏の匂い、夏の音を確かめました。
明日の病院を控え、今日は断食、一人ラマダーン状態です。
注腸検査という、大腸の中のレントゲンを撮るそう。
ヤンキ-母校に帰るが終わって、気づけばもう年の瀬。
とうとう今年はどこにも行けなかったなぁノと。
来年はいい年になりますよう。
明日から第9話のリハ、撮影です。
あと2週間ほどで、「ヤンキー母校に帰る、3C八十島彰君」ともお別れ、早いものです。
8話から最終話まで、学校で起こる大麻騒動を描きます。
果たして誰が大麻に手を出したのかノ
あの3Cに大麻が蔓延していたのかノ
問いつめる吉森。
実に意外な人物が名乗り出ることになります。
さらに、八十島彰は大麻を吸ったのかノ
本日10:00PMから「ヤンキー母校に帰る」、放送です。
8:00PMからはテレビ朝日系列にて「生放送はとまらない」もあります。
あまり大きく映ってはないですが、どうぞご覧下さい。
今日はこれから撮影です。体育館での入学・編入式のシーンです。
僕は台詞も何もないので、映るのかどうかも分かりませんが。
周りの生徒役が皆さん若い(15~19歳くらい)ので、
少し話がついていかないところもあり、まだ打ち解けてないですが、
楽しい現場になればと思います。
放送第1話では映るかどうか微妙な所です。
映ったとしても一瞬でしょう。
メインどころの生徒役(SAYAKAさん、永井大さん、市川由衣さん、市原隼人さんなどノノ) はもう決まってしまっているので、その外周の生徒役で、どれだけ食いこめるか、 厳しい勝負ですが、しっかりやってきます。
ちなみに第二話は、4行ほど台詞ありです。現在非常に悩み中。
仕事のご報告です。
10月からのTB Sドラマ、「ヤンキー、母校に帰る」に出演します。
北海道に実際に存在する、北星余市高校がモデルの学園ドラマです。
中途退学者、問題のある生徒などの転入を積極的に受け入れる高校がモデルです。
ドキュメンタリーなども製作されていますので、
ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
25歳にもなって、高校生役です。制服は着ないです。
周りの生徒役に負けないよう頑張ります。
関連リンク。http://www.tbs.co.jp/yankee/
10月10日(金)22時スタートです。
またモデルとなったドキュメンタリーが10月3日に放送されるようです。
もう一つ。
同じ10月10日(金)の20時から。
新テレアサ誕生記念スペシャルドラマ「生放送は止まらない」にもちょこっと出演します。
日曜日は、田中さんの引越しを聞いて過ごした。
僕が6号室、田中さんは5号室。1年あまりの隣人だった。
神田川に近い、風呂なし、家賃四万円以下のスズキ荘。
銭湯で。よく顔を合わせた。
24時30分に閉まる近所の銭湯では23時すぎ、混雑がピークに達する。
プラッチックでカラフルな、イスとセンメン器を確保するのも不確かなほどの。
田中さんは自前の洗面器を持参して、「こんばんわ」と声をかけてくる。
色白でデブっちょ。背は170くらいで年齢は25だと聞いた。
くちびるを尖らせ丹念に石鹸をこすりつける、入浴時間30分の田中さん。
田中さんはビートルズで毎朝を起きた。
七時半頃に出勤、なんでもパソコン関係の仕事をしているらしい。
「ま、ルーチンワーク、やりたい事は別にあるんですけど」、そう笑った。
22時すぎに帰って来て、子犬プリントのパジャマに着替えて銭湯に行く。
噂話が好きだった。
大家さんの話、2号室で同棲している演劇青年とその彼女の話、家賃値上りの話。
昔は大家さんの娘がアパートの一室に住んでいて、その娘が自分はうるさく騒ぐくせに
こっちが友達を連れてくるとすぐに大家さんに言いつけた、そんな話。
僕の部屋、6号室の前の住人はいま、香港でたこ焼きの屋台を出しているのだと教えてくれた。
6年前、田中さんは家を出て初めての一人暮しをこの部屋で始める。
初めての夏、あまりの暑さにエアコンをつけた。
壁に穴が開き、「出ていく時は穴を埋めて」と大家はぶつぶつ言ったらしい。
靴持ちだった。
晴れた日には、ベランダに靴が十数足並んだ。
自転車を買った。
折り畳める、「五万円もしましたよ」な自転車。
コンパクトでオシャレな自転車は田中さんには似合わなかった。
自転車は赤で、僕のMTB(紺)の横に駐まっていると兄弟みたいだった。
ある日、田中さんがパソコンを捨てた。
パソコン3台にモニタ、プリンターなど、旧く黄ばんだそれらに
粗大ゴミ収集シールを貼って。
「今度引越しするんです」
唐突だった。
銭湯で一緒になってその帰り道。
びっくりした。
田中さんが引越しをするなんて思わなかった。
引越しをそろそろ考え始めていた僕にとって、田中さんはいつまでも送り手のはずだった。
田中さんがメ動いているモなんて思わなかった。
引越し前日、エアコンも置いていく、角部屋で日当りもいいからと、
5号室に移らないかと誘われた。
大家さんに一度聞いてみようかと。
エアコンは魅力だったが断った。
5号室は田中さんが6年間過ごした部屋で、僕の部屋ではない。
引越し当日、日曜日、雨。
「田中造園」とかかれた軽トラックをアパートの前に乗りつけて、騒がしく引越しが始まった。
田中さんの新居は故郷だと、実家に戻るんですよと聞いた。
兄弟が二人引越しを手伝いに来ていた。
色白デブっちょで、田中さんにそっくりだった。
田中さんは内弁慶だということが最後に分かった、兄弟にはああせいこうせいと喧しかった。
僕は何もする事がなくて、田中さんの5号室がカラになって行くのをずっと聞いていた。
ドタドタガヤガヤ。冷蔵庫を持ち上げる『ヨイショ』
パソコンをぶつけたのか『コラッ』
『さようなら』をと、立ち上がったがやめた。 静かになって、雨の音だけが残った。
日曜日は、田中さんの引越しを聞いて過ごした。
律儀にも、月曜には東京電力がやって来た。
「はじめてのご使用に関して」をドアノブにひっかけて、
素知らぬ顔で帰っていった。
さようなら。5号室の田中さん。
