【珈琲】サイフォンコーヒー | 三千世界に咲く一輪

三千世界に咲く一輪

《風流ならざる処もまた風流》

世の中の常識にとらわれないで、
自分なりの美しさを見つけ出し、
自分の感覚を信じること。





何年ぶりだろうか?

サイフォンコーヒーを入れました


子供の頃は
かなり高価な
贅沢品だと思ってたけど


道具の金額よりも
《時間の贅沢》だと
知りました



これから始まる
儀式のように

豆の香りが
五感を刺激し




がりがりと
心地良い音と香りが

すべてを
忘れさせてくれます



珈琲の香りが
部屋中を浄め

準備が
整いました



アルコールランプの
優しさで

お湯が
沸いていきます


グツグツと

静かな音だけが

静かな部屋に

静かに響き



今日が暮れゆく
西日の日差しの中で

私と
光と
音と
香りは

溶け合っていきます




まるで
生き物のように



上手に
生きられないけど

(上手に3層にならないけど)

それでも
コーヒーである

(それでも私である)

そっと「さよなら」



沸き!立つ!想い!



人生の末期は
どのような
姿なのだろうか?





この
 
1杯との

出会い


(今回の人生との出会い)




さよなら

昨日までの自分











【余談】


今日、新しいミルが到着した

先日 購入したニトリの
一般的ミル型と違い

「縦にグルグル」と
豆を挽くことができるタイプのが
欲しかった♪



ミルだけで
3種類も集めちゃったけど
これもまた
気まぐれで使うのもいいでしょうね




今回使用したサイフォンのフィルターは
冷水で保管しなきゃいけない布製でしたけど

次は
紙フィルターも用意しているので
飲み比べてみるのもいいかな



飲んだ瞬間

「うん!これだ!」

と、思わず声に出した
あっさり目の
熱いサイフォンコーヒー

ごちそうさまでした