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子どもの教育に良いのは？
パズル or レゴ どっち？
言い方を変えると、
現代社会で求められるのは、
ジグソーパズル型思考？
or
レゴ型思考？
どちらでしょうか？
あなたにお子さんがいたらどちらをやらせますか？
ジグソーパズルはピースの置く場所を常に探し、
ピースのカタチ同士を比べながら、
きまった完成形をイメージしながら遊ぶものですよね。
正解は、必ずあります。
それに、対して
レゴはブロックを使いながら、
自ら完成形をイメージしながら、
好きなように、自分なりの答えを創りだします。
正解は、特にありません。
ただし、１０人いたら１０通りの答えがあるのです。
パズルが上手くなるというのは、
答えに向かって、効率よくスピーディーに辿りつくということ。
これは、言葉を変えると
情報処理力を使っています。
レゴが上手くなるというのは、
様々な形や色のパーツを使いながら、
自らが納得いくものを創るということ。
これは、情報編集力を使っています。
パズルは情報処理力
レゴは情報編集力 です。
かつて２０世紀の社会では、
この情報処理力がものをいいました。
決められたことを如何に効率よくスピーディーに行うかということに
スキルがフォーカスされていました。
それに対して、
現代、２１世紀は、自らが課題を設定し、
ある情報を組み合わせて、編集し、
納得解を生み出すということが求められいます。
これは、
世の中がそれほど単純ではなく、
変化が激しく、
また、考え方やモノの見方も多様化してきたからです。
ですから、
最初の質問に戻ると、
子どもにさせるなら、
現代はレゴが良いということになります。
もちろん、
パズルも良い教育ツールです。
特に論理的思考をつけるには、パズルが必要です。
したがって、バランスが重要です。
でも、
大人になると、
正解ではなく、納得解を求められますから、
教育における比重は大きくなるにつれて、
レゴ型にした方が良いのです。
例えば、
自由研究のように好きなことについて調べたり、工作をしたり、
ある課題について、調査し、皆で議論をしたり、
です。
私のように工学系出身の者では、
必ず、教授と相談しながらではありますが、
卒論や修論で、
自ら課題を設定し、答えを探す作業をします。
これは、社会に出るための良いトレーニングになりました。
やってなかったら、きっとフヌケだったと思います。
大人の皆さんは、
正解を探す仕事ばかりでしたら、
納得解を探す仕事もしていかないと、
これから先、厳しいようですが、
やりがいは得られないかもしれません。
今の日本のビジネスリーダーには、
「大ぼら３兄弟」がいるそうです。
ソフトバンクの孫正義氏
ファーストリテイリングの柳井正氏
日本電産の永守重信氏
です。
彼らはカリスマ経営者ですが、
いずれも、大ぼらと言われるように
大きな目標を掲げます。
人ができっこないというような。
彼らはこれを成し遂げるイメージはあるものの、
正解は知りません。
しかし、
多くの知恵を借り、知恵を絞り、
納得解を探しながら
自ら設定した課題をひとつずつ
レゴを積み上げるようにクリアしていくのです。
これが現代に求められる情報編集力です。
どうせなら、
大きな目標・課題を設定して、
レゴを創りあげたいですね。
お役に立てばうれしいです。
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