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最近、アメリカらしいなと思ったメンタリティを紹介します。
第90回アカデミー賞で日本人初の「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞した
辻一弘さんのお話です。
辻一弘さんがメイクアップの世界に入った方法を知ってますか?
私は驚きました。
辻さんは高校生のころ特殊メイク界の巨匠ディック・スミス氏の
特殊メイクを観て衝撃を受けました。
そして「将来特殊メイクをやりたい!」と心から思ったそうです。
ここまでなら、誰にでもあり得るころかもしれません。
しかし、辻さんは英語の先生に頼んで、特殊メイクへの想いを綴った手紙を翻訳してもらい、
ディック・スミス氏に送りました。この一つの勇気ある行動が運命を変えました。
返信があったことから文通が始まり、
自分の作品を創ってはディック・スミス氏にアドバイスをもらえるようになっていたそうです。
もちろん、辻さんの持っていた能力も凄かったのでしょうが。
特殊メイクの学校もない時代に、最高の通信教育を受けることになりました。
その後、辻さんの能力を評価したディック・スミス氏はアメリカで仕事を頼むことになったのが、
今の活躍に繋がります。
まさに、アメリカンドリーム。
辻さんは、「ハリウッドの一流は人種とか、性別とか、そのような違いは超えて、良いモノだけを評価する」と言ってました。
これがアメリカの良いメンタリティです。
アメリカといっても広いため、場所によって考え方が違いますが、
特に人種のるつぼで多様性に富んだハリウッドという町では、
良いモノが評価される、アメリカンドリームが生まれる土壌があるのだと思います。
その反面、厳しさもあります。
私が駐在している会社では、現地のアメリカ人社員は、皆、年俸制です。
勤務時間は一応、決まってはいますが、目安程度です。
その代わり成果で評価されます。
プロセスはあまり重要ではありません。
これも、先ほどの良きモノだけを評価するメンタリティと関わりがあるのかもしれませんね。
いずれにしても辻さんのような真っ直ぐな情熱はアメリカという国で大きく花開く可能性を大いに秘めているのでしょう。
これと思ったら躊躇せず行動すべしですね。
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