本のお話
数冊を一度に読んでいると前回書きました。
今日は「夢をかなえるゾウ」 水野敬也著(飛鳥新書)
テレビドラマ化が決定したとか。
かなり売れているので、あたなももう読んだかな?
これは本屋で買いました。
平積みになっている中で、ひときわ目を引く装丁に惹かれて、
思わず手にとってしまいました。
さてここから「買う」と決定するまでのポイントはどこに?
あなたの場合は?
私は著者かな。
どんな人?っていう疑問をまず解決する。
というわけで、水野敬也氏。
実にユニークな著者だったわけです。
1976年生まれ・・・32歳、慶応大学経済学部卒。
処女作「ウケる技術」がベストセラーに。
面白いのは「義務教育に恋愛を!」をモットーに、
老若男女に恋愛を教える「恋愛体育教師・水野愛也」として
著書に「LOVE理論などがある。
それ以外にも「温厚な上司の怒らせ方」(DVD)の企画構成、
脚本を手掛ける、など活動は多岐にわたる。
これだけ読んだら本の内容にも、まず興味を持つよね?
で、買うことになったわけです。
著者の略歴がイマイチだった場合は、ぱらぱらと内容も。
で、この「夢をかなえるゾウ」は面白かった!
読者からのコメントにこんなのがあった。
「関西弁をしゃべるゾウ、楽しく読みました。
春から社会人になる息子に、この本と靴磨きセットを
入社祝いに贈りたいと思います。」
なぜ「靴磨きセット」か?
これはガネーシャ(ゾウの名前)の課題の一つ。
「ええか?自分が会社行く時も、営業で外回りする時も、
自分がカラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと
気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれてる
もん大事にできんやつが成功するか、アホ!」
というわけ。
なるほど、でしょ?
課題が全部で29、簡単なその一つひとつの課題には
意味があり、思わずうなずいてしまう。
いくつか紹介しましょう。
課題・・・「まっすぐ帰宅する」
「会社終わったら自由やから遊んでええっちゅうわけや
ないんやで。むしろ逆やで。会社が終わったあとの自由な
時間ちゅうのはな、自分がこれから成功してくために、
『自由に使える一番大切な時間』なんや」
課題・・・「決めたことを続けるための環境を作る」
「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。
意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。
具体的な、何かをな」
課題・・・「誰か一人のいいところを見つけてホメる」
「成功したいんやったら絶対誰かの助けもらわんと無理
やねん。そのこと分かってたら、人のええところ見つけて
ホメるなんちゅうのは、もう、なんや、大事とかそういう
レベル通りこして、呼吸や。呼吸レベルでやれや!
二酸化炭素吐くのと同じくらいナチュラルに、ホメ言葉
言えや!」
といった具合に進みます。
テレビ化した時に、このユニークさが出るかな?
小説などが映像になった時、その評価は分かれるよね。
けど大体はガッカリする。
自分の中に膨らんでいるイメージとのギャップ。
この本はどうなるか、楽しみではあります。
ちょっと寄り道!
○原先輩と日程調整ができず、インタビューが実現しません。
という次第で本日は閑話休題!
タイトルからはズレますが、別の話題でお送りします。
書評とまではまいりませんが、読んでいる本のことなど。
昔から活字中毒でして、少しの時間でも何か読むものを
探してしまいます。もちろんトイレには必携ですね。
皆さんは本をどこで買います?
本屋さん?
わたくし最近はもっぱらネットでして、これがヤバイですね。
現金が動きませんから、ついつい読みたい衝動に負けます。
漫画も大好きです!
今は「プルートゥ」が一番かな?
浦沢直樹さんは天才ではないでしょうか?
一体どこからあのストーリーを考え付くの?
「21世紀少年」にしても、奇想天外とはこのこと!って思うし。
さて現在は数冊を一度に読んでおりますが、仕事で必要な
本ばかり。でも実に面白い!その中の1冊をご紹介します。
「ヒトはどうして老いるのか」~老化・寿命の科学
田沼靖一 著 (ちくま新書)
著者は東京大学大学院薬学研究科博士課程修了。
現在東京理科大学薬学部教授で、専門は生科学。
現在わたしたちは「ターミナルケア学習会」を発足させ、
福祉施設におけるターミナルケアについて学んでいます。
その中で出会った本ですが、内容を一部抜粋してみます。
「生命38億年の歴史のなかで、さまざまな寿命を持った生物が
生まれてきています。動物種によって寿命が違うということは、
進化の過程で寿命が遺伝的に決められたことを意味していま
す。しかもその寿命は生殖と密接に関係しているのです。
それに対し、老化は進化的にはどうでもよい現象であると
考えられます。つまり生物にとって老化は何一つ好ましい
ことはないものなのです。もし老化が遺伝子に支配されて
いるものなら、とうの昔に自然淘汰されて、なくなっている
はずです。
ところが実際には残っているところをみると、進化論的には、
老化はあってもなくてもよい中立的な存在だと考えられます。
だから自然淘汰されることもなく、生殖期が終わった後に
”おまけ”のように付いているのでしょう。
生殖期までは遺伝的に保障されていますが、子孫を残して
しまった後の後生殖期は、生物学的にみて、とりたてて保障
する必要のない時期なのです。ヒトだけにこの”おまけ”の時期
が延びているのです。保障期間が過ぎてしまっているので、
身体のいろいろな部分にガタがくるのでしょう。
(中略)
しかし、老化ゆえに得られる貴重な経験や知識、ものごとの
本質を見抜く能力や先見性、精神の充実を忘れてはなりま
せん。それを十分に活用できる社会システムを構築すること
によって、老化のマイナス面は必ずカバーできるようになる
はずです。」
老化が”おまけ”という考え方は、さて皆様いかがですか?
生物として「ヒト」を見た時に、このような視点が生まれるのですね。
この続きは次回にまた。
先輩たちへのインタビューがスタート!
第1回目に登場する方は、初代生活相談員の智○子先輩。
オープンに合わせて勢ぞろいした、21名の女性ワーカーさんのリーダーです。
<智○子先輩とのQ&A>
Q1:21名の方々はどのように採用されたのですか?
A1:穴部の地元の皆さんのご協力を頂くことが大事だ、という方針の元で始まりました。
そのために人材も地元から、いろいろな業者も地元からと。
最初のワーカーさんはみんな穴部の農家の奥さんたちでした。
もちろん何の介護教育も受けていない全くの素人集団・・・。
私は「職業訓練校」で学びましたが、しかしそれまでの仕事とは全く違う世界でしたから・・・。
初代の看護師○橋さんがいてくれたお陰で、みんな安心して仕事ができたんです。
最初は50床だったから、5月3日から3分の1づつ入所を受け入れて。
一度に入って来られては、とても無理だと思いましたから。
1ヶ月で50人を受け入れました。
本当に分からないことばかりでした。
女性用の尿器の使い方がわからなくて、みんなで首をひねりました。
どこをどのように当てるのか?
あっちに向けたり、こっちに向けたり・・・。
夜は特に困りましたねェ~。
暗い中でのおむつ交換が。
だから頭に「サーチライト」を付けて・・・。
よく映画で見るでしょう?
炭鉱で働く人が暗い中に入っていく時に、頭に付けているあれよ!
夜の居室でおむつ交換する時、頭を傾けて照らすのよ!
看護師の○橋さんは、私たちと一緒に全部の介護を一緒にやってくれたので、
その中で私たちも少しづつ覚えていったわけ。
今では考えれらないけれど当時は、夜勤の人が昼間のことが分からないと夜勤ができない、
と言って朝も8:30には出勤してくる。
そのままあくる日の朝8:30まで仕事をする、なんてことがあった。
農家の奥さんたちなので、夜勤明けでも昼間はそのまま畑仕事に行くの。
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智○子先輩の話は尽きることがありませんでした。
そして職員とのエピソードには、必ずお年寄りのお名前が登場します。
30年前に潤生園にお迎えした50名のお年寄りの、そのお一人おひとりのことを、
それはそれは良く覚えていらっしゃいました。
お年寄りとのエピソードも、これから少しづつご紹介しようと思います。
どうぞお楽しみに!
今介護の現場にいる皆さんも、きっと同じではないでしょうか?
出会ったお年寄りとのたくさんの物語が、皆さんの心の中にある・・・。
それは素晴らしい財産!たからものですね!!
ぜひお聞かせ下さいね!
さて、最初の21名の方の中で、今も潤生園でお仕事を続けて下さっている○原さん。
今年定年を迎えられましたが、引き続き後輩の育成にお力を貸して頂いています。
次回は○原さんにインタビューを予定しています。
ではまた!