デクスター・ゴードンのバラードは最高に素晴らしいですね!
テナーサックスの魅力は豪快な太いかつ力強い音
はもちろんですが、このバラードの時の柔らかい音は何とも言えない魅力があります♪
スタンゲッツの甘い音もとても素晴らしいですが、
このゴードンの音はまるで人生そのものを表現している感がします。
あるアメリカ人女性の方が デクスターの音をレコードで聴いて まるでデクスターが彼女のリビングルームに来て自分に話しかけてくれるような感じがします と言ってましたが 良くわかります。
彼の音は 彼が一生懸命練習してああいった音を作りあげたとデクスターの奥さんが語ってましたが、
後あのオールドのビンテージのオットーリンクのマウスピースですね!
これがまた オットーリンクならどれでもああいう音が出る訳ではありません。
テナーサックス奏者はやはり マウスピースには
強くパワーのある良い音を求めますが、
かつブリルハートのトナリンのようなとても優しいふくよかな音、
バーグラーセンのようなちょっと不良っぽいけどパワフルな音、後コンテンポラリーなガーダラ等様々ですね!
私もパワフルな感じは既に確立してましたが、
バラードを吹いてリスナーの方々に心から感動して頂く音色はまだまだでした...
しかしやっとそういうセッティングに巡り合いました。
自己表現における自分の夢が一つ叶った感じがします。
後は以前に書いたかも知れませんが、
トランペットの大野俊三さんと日本ツアーした時
の彼のペットから出てくる 音色というより心の声、深い人間性の音! これはもう
自分の人間を磨いて行くしかないですね!
これが一番難しい事ですね😊