6/28 メガバンクの向かう先
これは某メガバンクの定期預金の金利一覧。10万円だろうと1,000万円だろうと、年0.002%って…。仮に100万円をあずけておくと、1年後の利子は20円。でもってここから税金が20.315%引かれるので、手取りは15円。(15.937円)ついにここまできたか…。この某メガバンク、普通預金金利を調べようとしたら、出てきやしない。仕方がないのでチャットボットとかいうので質問をしてみると、…という有様。会社の給与振込口座だから仕方なく利用しているけれど、いまどき支店をかまえて人を雇っている銀行にはネット銀行に対してほとんどメリットがない。金利は低いし、ATMでいちいち手数料をぼったくられるし。特にこのメガバンクは「預け入れですら手数料を巻き上げる」ってところ。更には先日、定額自動送金を申し込もうと思ったら、オンラインでは送金先の口座登録ができないという。セキュリティの観点かららしいけど、不便この上ない。仕方がないので店舗まで出向いて送金先口座を登録しようとしたんだけど、他行宛ての自動振り込みは手数料が毎回660円+110円かかるらしい。100万円を1年間預けても20円しか利息を付けないくせに、ほとんど人手を介さずにコンピュータで自動で振り込みをさせるためだけに毎月770円(年間9,240円)も巻き上げるなんて…ヤクザかよ。もはや、メガバンクというか店舗を構えている銀行の強みと言えるものは「対面で説明したり、疑問に答える」くらいしかない。そのサービスのためだけに膨大な人員と固定資産を構えているというのも前近代的だけど、そのサービスを必要としているのは年配の方々だと思うので、これから徐々にサービスを利用する人が減っていくと思う。だけど古くから建物や多数の行員を雇って運営するスタイルでやってきたメガバンクは、急に「全店舗を閉鎖して大量解雇してオンラインに特化した銀行に生まれ変わります」なんてことはできない。それゆえに、海外の銀行と同じく口座維持管理料を徴収しますとか、涙ぐましい手で収入を増やそうとしたり、阿漕な勧誘で保険商品や投資商品を売りつけたりするようになっているのだろうけど、どれもこれも決定だとは言えず時間稼ぎにしかなっていないように思う。1990年代の金融ビッグバン以降は外資系も黒船よろしくやってきて自由化が進んだけど、結果的に旧態依然とした銀行スタイルではやっていくことができなくなって合併につぐ合併で効率化(支店の閉鎖と人員解雇)を進めてきたのでメガバンクができてきたと思うのだけど、それもそろそろ終わりが見えてきたような気がする。10年後には、いまよりもフィンテック(Financial Technology)が進み、店舗を構える銀行は更に減っていくんじゃないだろうか。ちなみに、上で書いた他行あての自動送金の話だけど、けっきょくメガバンクでは手数料一覧のパンフレットをもらっただけで帰ってきた。でもってネット銀行を利用して自動送金の手配をしたので事なきを得た。もちろん、送金手数料は無料で。メガバンクも安い手数料ではやっていけないのだろうけど、でも他行で無料というサービスがある以上、人々はそちらを選ぶようになっていくはず。