私は幼い頃の記憶はあまりないが
好奇心の旺盛な子供だったらしい
田舎は街灯もなく夕方になれば真っ暗で家の中は電気が着いているからいいが鼻をつままれてもわからないという暗さである
そんなある日夕方2、3歳の私がいなくなり大騒ぎとなった
田舎の家は広いし裏は山
家人総出で探していると呑気に家に戻ってくる私
「どこさ行ってたんだぁ?」
「どれだけ夜が暗いか下の道まで見に行った。」
ここで怒られたのかどうかは覚えていない
東京でも三歳くらいの時母が怒って家から出して入れてくれなくて
普通の子なら泣いて
「お母さん、ごめんなさい。お家に入れて。」

と泣きじゃくり、家に入れてもらえるところが、
泣き声もしないし、日も暮れてくるから家に入れてやるかと母が外を見るといない
ご近所も巻き込んで探すことになったらしい
私は家に入れてくれないなら、お父さんの会社に行くかぁと大人が歩いて2、30分の道のりを歩いて父の会社へと向かった
この時も怒られたのか、心配されたのか覚えていないし、その事自体を覚えていない
母は懲りて怒っても私を外に出さなくなったらしい
「あんたは何をやらかすかわからない子だった。」後に母に言われた

母には訳のわからない娘となる私の本質の始まりだったと思う