時の糸 65 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






智を呼び止めて

「一人でお祭りにきたの?」

って聞いたら

首を横に振った。

だから、

「雅紀たちと来たの?」

って、聞いた。

昔はよく4人で来てたよね。



だからそう聞いたのに

智はより大きく首を横に振った。

雅紀たちとじゃないってことは……


「……あ~あ…………

…ちぇっ………潤……か」

そう言うことか…………


『じゃあ…………潤と……来たんだ。』


自然と声が、にがにがしい声になるのがわかった。


と、すると突然智が走り出す。

参道とは違い

奥の林の方に向かって走りだした。



「……え…………なんで?


ちょ、ちょっと待って。」



今、ここで智を手放したら

なんだか二度と俺の手には戻ってこない

そんな気がして智を追った。


夏休みの間、どんだけ走らされたと思う。

走るなんてオチャノコサイサイ。

あっという間に智を捕まえて

腕をぐいっと強引に引っ張り

近くの杉の木に智を張り付けて壁どん………?

いや、杉ドンしてやった。




ここは灯りから離れているせいで

月明かりでしか見ることが出来ない上に

木々が邪魔して暗闇に近い状態。

顔を近づけないとお互いが見えない。

ここに張り付けたのが

ほんとうに智なのか不安になって

『………智………?』

と、優しく囁いた。


一瞬、キラリと光るものがある。



枝が風に揺れて月が俺たちに色を沿える。

その時に見せた智の潤んだ瞳………

そして、涙がキラリ…………と光ったんだ。



俺の胸が苦しくなって

思わず智を抱き締めた。


間違っていたっていいじゃないか。


(男と男だからって間違ってるって……)


この思いは………………


(智を好きだと言う思いは…)


間違ってないんだから…………





彼女と付き合ってみて、はっきりわかったんだ。


好きだって言う感情。


それは、理性でどうにかなるものじゃないってこと。



俺は、智だけが好きなんだ。


その思いから抱き締める手に力が入る。







『………じゅ…………潤………くん…………

なんて……………もう………

いないよ。』

と、微かに智が呟いた。

俺が力を緩めて

智の顔を覗きこむと

『………翔くん……こそ……………

彼女さんと…………来てる…………んでしょ。』

と、俺との間に手を差し入れて

引き離そうとしてた。





俺たちは、なんだか沢山

誤解してるみたいだ。




絡まってぐちゃぐちゃになった糸と俺たちの感情を

ちゃんと整理して真っ直ぐにしなきゃ。






『…………俺……………

彼女とは、付き合ってないよ。』