時の糸 56 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。

※なんだかいっぱいメッセージ頂いてるのに
見れないよー。
メッセージくださるみなさん
本当にごめんなさい。






.:*:・'°☆





じいちゃんが死んで東京の本宅に来ていた。

慌ただしく親戚の人たちが

代わる代わるやって来てる。

見たことない人、会ったことのない人が

次から次に………

そして、俺を見ては恭しくお辞儀をして

自分をアピールしていく。


「めんどくさい。

早く…………帰りたいな…………

早く帰って智の顔が見たい…………」

って、思ってた。


「友達やめる。

もう、自由にしてやる。」って

言ってやった。



あの日から智を見ていない。



「友達やめる。」って言ったのに

思い出すのは智のふにゃんと笑う笑顔ばかり……

でも、その笑顔も

ずっと昔のことだってことも知ってる。


俺は自分の我が儘で智を縛って

智から自由を奪い、笑顔を失わせた。


今になって後悔しても仕方がないけど


智を誰にも取られたくなかったんだ。


「今頃……………

櫻井とうまくやってるかもしれない。」

そう思うと、いてもたってもいられない自分がいる。


俺は…………………



どうしたいんだろう………………







葬儀が滞りなく済み

弁護士先生がじいちゃんの遺言状を持ってやって来た。


俺には、関係ないこと

大人たちの話だって思っていたから

殆ど聞いてなかったのに


俺の名が不意に呼ばれ

俺に会社の権限を譲ると書いてあるという。


じいちゃんは、父さんが婿養子ってことで

信頼してなかったうえに、嫌っていたからだろう

だからって、孫の俺に譲ったとしても

俺はまだ中学生で、なにも知らない子供だ。

それで、成人するまでは今の社長である父さんが

代理を勤めることになった。



これはじいちゃんからの

俺に会社を継げとの命令だった。





そりゃあ、いつかはそうなると思ってたけど


いくらなんでも早すぎないか?




ほんの1ヶ月ばかりの間に

俺は無理矢理、大人にさせられた。






そして、衝撃的な事実を知ることになる。






父さんがじいちゃんに内緒で始めた事業。

じいちゃんに認めてもらいたくて始めた事業が

どうもうまくいってない。

これ以上の損失を出す前に、

事業を縮小させないともっと大きな損失を生む。

その事業縮小にあたって

影響を受けるのが智の家だ。

智の家の会社との取引を中止することになる。



それだけはどうしも避けたかった。



智との繋がりが切れてしまいそうで



それだけは阻止したくって



当面の負債は別荘を売ることで埋め合わせ。



智の家の会社を松本グループの傘下にいれて

あの技術は違う製品に生かす

と、言う話にまとまった。




俺は

もう……………

本当に……………


智に………………会えなくなるんだ。