時の糸 29 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






「智のばか。

智のばか。

智のばか。」





俺の怒りは収まらず

心の中でずっと呪文のように唱えてた。



「友達として好き。」

そんな感情はとうの昔の事だ。

友達の好きと恋愛の好きの区別ぐらいできる。

「智のばか。」


俺が本当に長澤さんと付き合ったら

どうするつもりだよ。



多分、今にも泣きそうな顔で

それでも強がって

「いいな。

翔くん彼女がいて。

俺もほしいな………」

何て言うんだ。


じゃあ、期待に応じて

彼女でも作って見せようか

智がどんな顔するか……



でも、わかってもいるんだ。

智の言うこと…………



俺達は、男同士で

決して許されるものじゃないって………




これは、若さゆえの過ちで

一時的な感情なのかもしれない………

いろんな恋愛を経て

本当の愛を知るのかもしれないって………


俺だってわかってるんだ。



でも……………

好きって感情は理屈じゃないんだよ。



それでも、智は諦められるの?











『おーちゃん知ってる?

翔ちゃん、彼女出来たんだよ。』

と教えてくれたのは、まーくんだった。


『え?

櫻井とうとう長澤さんと付き合い出したんだ。』

隣で聞いていた潤くんが口を挟む。

『え?

長澤さんじゃないよ。

サッカー部のマネージャーの多部ちゃんだよ。

多部ちゃん。

髪が長くていつも一生懸命な子。

知らない?』

「俺も密かに憧れてたんだ。」とまーくんが言う。

『多部ちゃん?』

俺はボソッと呟いた。

『長澤さんに告白されたらしいけど

翔ちゃん「好きな人がいるから」って

断ったんだって

その好きな人っていうのが

多部ちゃんだったんだね。』

と、嬉しそうに話すまーくん。



俺はなんだかさっきから

雲の上にいるみたいに

ふわふわして

言葉もなんだか遠くに聞こえる。


「好きな人がいるから」って

それは…………俺のことじゃなかった………

なんだ…………

やっぱり翔くんだって

男同士より…………

女の子の方がいいに決まってる。



『誰からきいたの?

櫻井とその多部ちゃんが付き合ってるって』

と、潤くんがまーくんに尋ねると

『さっき、翔ちゃん本人から聞いたの。

自分から告白したんだって

いいよな。

俺も彼女がほしいよー。

かわいい彼女がほしいよー。』

と、まーくんはひとり雄叫びを上げていた。




そっか…………

翔くんが自分から告白したんだ…………







やっぱり……………






男同士は、間違いだって気づいたんだ。