時の糸 22 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





あの日から………

翔くんは約束通り

俺を見ても話しかけることなく

無視して横を通り過ぎる。

俺から「もう、話さない」って

言っておいて

翔くんが納得しての行動だけど

なんだか………凄く……………寂しくて

俺の視線で振り向かないかなって

無意識に、翔くんの後ろ姿を目で追っていた。





翔くんは、あれからすぐバドミントン部も辞めて

もともと行きたかったサッカー部に入った。


もう、学校での翔くんとの接点が無くなっちゃった。






『おーちゃんさ、

翔ちゃんとケンカでもしたの?』

と、俺を覗きこんで聞いてきたのは 

幼馴染みのまー君だった。

部活で真っ黒な顔して

白い歯がキラッと光る。

しばらく会わなかっただけで

身長も伸びて男らしくなったまー君。



昼休み、潤君が先生に呼びだされて

いないことを知って近づいてきたのだ。



いつも監視役のように俺の隣には潤君がいて

まー君と話すのも凄く久しぶり

そんなまー君の第一声が

「翔ちゃんとケンカした?」って

まー君にも気づかれてたのかな。



あれから徹底的に俺を無視する翔くん。

前は廊下であったら

さりげなく「よっ。」って手を上げて

お互い笑ってアイコンタクトしてた。

それすら潤君は嫌がってたけど

潤君がいたとしても

翔くんは気にすることなく話しかけてきて

よく潤君と喧嘩になってた。

だから、今の翔くんは他の人から見ても

態度はあからさまのようだ。


『…………なんで?

なんでケンカしたの?』

と、心配で声を掛けてきたんだろう。


『……………けんかなんて…………してないよ。』

と俺が答える。

俺の顔をじーっと見つめて

『………なんだか……

……おーちゃん……かわいそう…』

と、まー君が呟いた。



「かわいそう」って、まー君の言葉に

俺は張りつめていた糸がプツンと切れたみたいで

知らぬ間に涙がポロポロ溢れて止まらない。

それをみてオロオロするまー君。

『おーちゃん?

どうしたの?

なんで泣いてるの?

なんで?』



それを俺は静に制して

『……ち………違う。

今、目に虫が入っただけだから…

………騒がないで…………』

と、嘘をついた。

俺の嘘を知ってか知らずか

まー君は

『翔ちゃん、呼んでこようか?』

って言う。

俺は黙って首を横に振る。




『……なんだか…………

…翔ちゃんも……………かわいそうだ。』

と、まー君は呟いて

『みんな潤のせいなんだろ。

俺が言ってやる。』

と、息巻いた。