※突然始まった新しいお話。
これから60年位遡ります。
でも、私60年も生きてませんので
60年前を知りません。
ですので、ちょっと背景がおかしい所もある
と思いますがご容赦ください。
.:*:・'°☆
『智。
ザリガニ釣りに行こうぜ。』
俺は幼馴染みの智の家の玄関を乱暴に開けた。
玄関には智のお母さんが
出掛ける用意をしていて
『あっ、おばさん
こんにちは
智いますか?』
と、挨拶をした。
『あら、翔くん。
ごめんなさいね。
智ったらちょっと熱があるのよ。
これからお医者さんに連れて行くの
また今度遊んで頂戴。』
と、お母さんが玄関にしまっておいた自転車を出した。
『智?』
赤い顔して元気のない智が
『ごめんね翔くん。』
と、奥から出てきた。
『大丈夫か?
赤い顔してんぞ。』
俺は智のおでこに手を置いた。
『うん。大丈夫。
多分、風邪だと思うんだ。
ザリガニ釣りに行けなくてごめんね。』
『いいよいいよ。
ザリガニ釣りなんていつでも出来るじゃん。』
『うん。
じゃあ行ってくるね。』
と、智はお母さんの運転する自転車に跨がって
俺に手を振った。
智が熱を出すなんて珍しい。
『ちぇっ』
道端の石ころを蹴飛ばして
俺は仕方なく約束の場所に走り出す。
『翔ちゃん。
こっちこっち。』
と、雅紀が手を振って俺を迎えてくれた。
『釣れてる?』
と、俺が問いかけに
『まあまあかな。』
と、答えたのは和也。
『それより智くんは?』(和也)
『それが熱だしたって
お医者さんに行った。』(翔)
『また。
…………そうなんだ。』(和也)
と、ガッカリした顔の二宮和也。
『最近よく熱を出すよね。』(雅紀)
『そうだね。
夏風邪って治りが悪いって言うじゃん』(翔)
『バカは風邪引かないって言うけど
違うよね。』(雅紀)
『何が言いたいの』(翔)
『だって、智くんも俺ぐらいバカだもん。』(雅紀)
と、ケタケタと笑ってるのは相葉雅紀。
俺たち4人はご近所さんで幼馴染み。
年齢(小6)も一緒でよく遊んでた。
あまり多くを語らず
いつもボーッとしていて、
にこにこふわふわしてる
智はそんなイメージ。
雅紀は、ガチャガチャしていて
煩くておっちょこちょいって感じ。
和也は、要領がよくて
なんでもスイスイこなして
弁も立ち、人当たりもいい。
俺は……………
自分の事だからよくわからないけど
なんでもきちんきちんと決めたがり
勉強も学年で一番出来る方だと思う。
そんな俺達は周りからも
仲がいいと評判だった。