『はい。
堕ちた。』
キングサイズのベットの上
俺の細工したお茶を飲んで翔くんが堕ちた。
「寝袋ちょうだい。」とか、
「公園で寝る。」とか
「俺のことなんて知らない。」って言って
出て行こうとしたから
やっぱりそう言うんだろうなって思って
お茶に睡眠薬を混ぜておいてよかった。
『まあ………
そう思うよね。
ごめんね………翔くん。
でも今は……………
しばらくの間は……………
俺に付き合ってよ。』
眠っている翔くんの頬に触れ話しかけた。
丹精な顔立ち。
モテるんだろうな。
潤くんもイケメンだけど、翔くんはヤンチャなイケメンって感じ……
じーっと観てたら翔くんが苦しそうにもがき始めて
"う~んう~ん"と唸り出した。
「…………苦しい……のかな?」
『…………さすがに………
ジーンズぐらい……
いや、ベルトぐらい弛めておいた方がいいよね。
苦しいだろうし………』
と、ちょっと躊躇いもあったけど
翔くんのベルトに手を伸ばして
カチャカチャと外してやる。
「脱がせたほうがいいかな………」
「なんだかイケナイことをしてる気分。」
だって、人の服を脱がせるなんて………
それも寝入ってる人のって………
なんだかちょっと………
って、思ってると
また翔くんが唸りだして
首もとを引っ掻くような仕草。
「う、上も…………
脱がした方が………いいのかな………」
って、首もとのボタンを外してやると
突然ムクッて起き上がった。
「え?
もう起きたの?
マジかよ。」
と、思ってたら
一人で服を脱ぎだして
パンツまで脱いじゃって
バタンって倒れて、そのまま寝息をたて始めた。
「ぷっ。
……………なんなの今の?」
俺は吹き出しちゃった。
裸のまま丸くなった翔くん。
『翔くん?
翔くん?
風邪引きますよ。』
と、声をかけても反応なし。
「綺麗な背中。
この背中におんぶされたんだ。」
俺は無意識に翔くんの背中を指でなぞった。
擽ったかったのか体を捩って
俺の方に顔を向け
うふふ…………
……………………見えちゃった。
気持ち良さそうに寝てる翔くんを見てたら
なんだか、裸で寝てもいいような気がする。
俺も自分の着ていたピンクのワンピースをスルスルと足元に落とし
パンツを脱いで…………
素肌のまま羽毛布団の中に入って行くと
シルクの肌触りが心地よくて
素肌にサラサラとまとわりついて
気持ちいい…………
俺は翔くんの隣で眠りについた。