君が笑ってくれるなら 126 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





『ちょっと待て!!』

と、俺を制して黙りこんだ翔くん。

この部屋が翔くんの名義で

翔くんの名前で借りた事を伝えると

言葉を無くして立ち尽くしていた。


「心配しなくてもいいのに。

ここは、このマンションは

父さんの所有物だから家賃も要らないし、

父さんは経営に関わってないんだから………

でも、俺の名前じゃ

何かのときにバレたらマズイからね。

ただそれだけの理由だから………」

って、言ってやればよかったのに

言葉足らずの俺は

結局、また説明するのが面倒になって

黙ってしまった。




翔くんの手をみると

先程から大事そうに何かを持っている。


『…………そう言えば…………

翔くん。

さっきから何持ってるの?』

俺は、袋の中を覗き込んだ。

『………わあ………

お弁当だ。

ちょうだいちょうだい。』

丁度お腹が空いてたんだよ。

いつになっても沸かない鍋と格闘してたんだよ。

これでやっとご飯にありつける。


俺はその弁当を翔くんから奪い取ると

「リビングで一緒に食べようよ。」

と、奥に走っていった。

すると翔くんが血相をかいて

『待て!

返せ。

俺の弁当。』

と、俺を追いかけてくる。


上がるのをずっと躊躇っていた翔くんが

俺を追ってリビングに足を踏み入れ

中の様子に

『なんだこりゃあー………』

と、玄関で叫んだと同じように

また叫んで部屋を見回して

ぽか~んと口を開けていた。


どうしたの?

そんなところで固まって………

ほんとに変な翔くん。


『ふふふっ…………

涎………垂れてる……………』

ぽか~んと開いた口から涎が垂れてきてた。

俺の声にやっと意識を取り戻したのか

『え?』

と、俺を見て

我に返った翔くんが自分の涎を手で拭いた。


『……………弁当返せ。

ついでに預金通帳と印鑑返せ。』

翔くんの持ってきた弁当をテーブルに置いて

俺はさっぱり沸かない鍋の前で

『ねえ。

俺さっきから

お湯沸かしてたんだけど

どうしたらいいの?

わかる?』

と、キッチンから顔を出した。






翔くんの説明でやっとお湯を沸かせたのに

出来上がったカップメンを全部シンクにばらまいた俺。

「あああ~」と呆れた声を出しながらも片付けて

俺に「火傷は?」と聞いてくる。




やっぱり…………

俺をひとりにするのは間違いだと思う。



また、カップメン食べ損なっちゃった。