君が笑ってくれるなら 110 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




『……………いいこと考えちゃった。

ねえ。

君がお金に困ってるって言うなら

これをあげるから

俺をここに置いてくれない?』


金は有っても行く宛のない俺と

金は無くとも家のある彼。

二人足したら一人前になるじゃん。

丁度いいじゃん。

そう思って

帯つきの札束三個を彼の目の前に置いた。



今すぐにもお金が必要なんでしょ。

ほんの2、3ヶ月かくまってくれたら

それでいいから……

その後は自分で何とかするから………



そんな思いで提案したのに

凄く驚いて目を大きくパチクリさせた彼が


『……じょ……………冗談…じゃあ………ない。

お、俺にだって………

…せ……生活が…………あるんだ。』
 
と、吃りながら言う。

でも、さっきからチラチラと札束を見ては目が泳いでいる。

声の様子と違う態度。

これは………

なんとかなりそう………かも…………


「お金ないんでしょ。

お金あったら助かるよね。」

って、札束を彼の目の前で振ってみた。

………………反応が……………ない。



…………なら………

もうひとつの束を取り出して

『じゃあ、もう一個』

と、300万の上に札束を重ね全部で400万。

「どうだ!!」

って、

彼の様子を見ると

一瞬、ゴクリッて喉が鳴ったのを

俺は、見逃さないよ。

それなのに

『…………だ、だ、…………ダメ………だ。』

って、声…………震えてない?


札束の山に、手が伸びたり縮んだりしてるんですけど………

後、ひと押し…………なんだけどなあ………


『………………なんで?』

俺は、ちょっとかわいい顔を作って聞いてみる。

突然、赤い顔しだして


『………な………なんでも、

…チラ……だいたい…………こんな………チラ……

いっぱい………チラ…お金………チラ…あるなら

…チラ……家………借りたら……チラ…いいじゃん。』


目が恐ろしいほど泳いでるよ。

札束に顔を近づけて臭い嗅いでない?

やせ我慢しなくてもいいのに………

俺、君を捕って食ったりしないのに………


『…………家って

………………借りれるの?

どうやって?』

借りれる事ぐらい知ってるよ。

ただ、どうやったらいいかわかんないんだよ。

保証人だ、職業だのって言われると厄介じゃん。


彼が、俺に呆れた顔を見せて

『なんにも

知らないのな。』

って言う。

何度目だろうこんな顔見るの。

俺、ほんとなんも知らない世間知らずだからな………



『………だから、

教えてよ。

………………ねえ。』

いろんなことを教えてくれよ。

君となら一緒にいても緊張しないし………

あいつだってここまでは追ってこれない。

俺が少しでも生きていくすべを学んだら

ちゃんと出ていくからさ…………




彼は、400万の山を見ては

一人でぶつぶつと呟いて頭を抱えたり

かと思うと、ニヤって笑ってみたり

とおかしい。



そんな彼の脇に手を伸ばして

パンが入っていた袋を掴み。

焼いてもない

バターもジャムも付いてないパンを口に入れてみた。

だって、しかたないだろ

お腹が空いてまたぐ~って鳴るんだもん。

でも、

『あーー………

やっぱり美味しくない。

君、よく食べれたね。』

と、俺は口から吐き出した。