潤くんには全てがお見通しなんだね。
俺が何をしようとしてるか。
どう考えてるか。
ホテルに連れ込んだことも
俺が潤くんを好きなのは
恋愛感情じゃないって事を確認するためだったんだ。
潤くんに甘えて
嘘の恋人役させてちゃって
それで、グループ内がおかしくなってたこと
潤くんもまずいって思っていたんだね。
俺が黙りこんでいると
潤くんは携帯を取り出し
何処かに電話をかけてはじめる。
『あっ。
雅紀?
俺。
悪いんだけどさ、ちょっと頼まれてくれないかな?』
と、潤くんは相葉ちゃんに連絡と取って
ニノと斗真くんを連れてこっちに来るようにと頼んでいた。
「………………な………んで………?…」
なんで相葉ちゃん?
電話の向こうから微かに聞こえてくる相葉ちゃんの声に聞き耳をたてた。
ちょっと、怒ってるみたいだ。
そりゃそうだよ。
今が何時だと思ってるの?
多分、家についてやっとホッと息をついてる頃だろうに………
それでも最後にはOKしたみたいで
『うん。
こんな時間に
本当に悪いと思ってる。
プリンスホテルの13階の1307にいるから。
頼むな。』
と言うと電話を切った。
『今から、メンバーが来るから
ちゃんと話し合おう。
時間が経てば経つほど気まずくなるから………
いいね。』
って、潤くんは優しく声をかける。
『………う…………うん。
ごめん。』
俺のためにいつも動いてくれる潤くん。
ごめんとしか言えない俺って
本当に情けない…………。
『俺はね。
智は、もっと狡くなってもいいって思ってるんだ。
もう、大人なんだから
なんでもお父さんの言う通りに
する必要なんてないんだよ。
自分の人生は自分で決めな。
な。』
って、言うと俺の頭をポンポン叩いた。