君が笑ってくれるなら 62 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







「二足の…………わらじ…………」

って、潤くんが提案したけど

父さんにあっさりと却下された。

確かに、そんな人はざらにいる。

でも、結局は

二頭追うものは一頭も獲ず。

ってなるんだ。

俺は、そんなに器用じゃなし………



俺は……………知ってる。


父さんが決めたことは絶対だ。

二足のわらじにしたとしても

俺の行動は全て支配されるんだ。

俺が、我を通せば必ず彼らに害がおよぶ。

そういうものなんだ。





『わかった。

じゃあ、あと一年自由にさせてもらう。』

と、言うと

潤くんの腕を掴んで部屋を出た。






『おい。

智。

待てよ。

いいのかよ。

それで。』

と、俺の腕を振り払って潤くんが言う。

『仕方ないだろ。』

ホテルの廊下で俺は、怒鳴った。

『だって………。』

俺には………

あいつの息子ってだけで……



自由は……………ないんだ。






思い返せばそんな事ばかりだったな………

子供の頃、

捨て猫を拾ったんだ。

寒そうに震えている猫を無視出来ずに連れて帰り

母さんにねだって飼うことにした。

でも、その猫が俺の手を引っ掻いた。

俺が驚かせたのが悪かったんだけど

俺の小さな手の甲に傷がついた。

ツアーから帰ってきた父さんが

それを見つかったとき

俺の不注意なのに

猫は父さんに叩かれ

寒い冬のさなかに投げ出された。

父さんに叩かれたときに

足を怪我したのか足を引き摺りながら

俺を見て"にゃお~ん"と鳴いて

出て行く姿に

俺が泣きながらお願いしたのに

訴えたのに…………

「口答えするのはお前のせいだ。」

と、その怒りは母さんに向けられて

母さんが叩かれた。

俺のせいで………



猫だって…………

次の日に、雪の中で死んでいた。

車に跳ねられたんだ。



俺が、わがまま言って

結局、関わったものたちが辛い目に遭うんだ。



いつも…………そうだった。

友達も、先生も

だから…………




俺のせいで……………

潤くんたちも辛い目に遭う。



そう思うと…………



俺は、父さんの奴隷でいいや。







残された一年を大切にしよう……………



…楽しもう……って……そう思った。