君が笑ってくれるなら 61 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。

※つまんない。
書いてる私がつまんない。
「早く、翔くん出せ。」
「早く、翔と智のイチャイチャ書け。」
って感じよね。
でも、もう少し我慢してちょうだい。







.:*:・'°☆



『あと一年は、泳がせてやるが

そのあとは私の命令に従うんだ。』

と、父さんに頭ごなしに言われた。

父さんは知ってたんだ。

俺が、必死に隠れていたつもりだったのに

バカみたい………滑稽だ。

敢えて俺を自由にしてたなんて

でも、もう父さんの言いなりになんてならない。

そう決めて来たんだ。

『……な…………なに言ってるんだよ。

俺はもう、父さんの命令なんて聞かない。

父さんの所になんて帰らない。

その事を言いたくて、ここに来たんだ。』

と、立ち上がり

『俺は、利用されようが

そんなことどうでもいい。

彼らといるときの俺が一番俺らしく楽しくて

生きてる実感を持てるんだ。

父さんの所に戻ったら

俺は、また人形になるだけじゃないか。』

と、訴えた。

『お前は私の言うことを聞いていればいいんだ。

文句を言うな。

私がお前の道をちゃんと備えてやる。』

『違う。

違うよ。

父さんはなにもわかってない。

俺は、父さんと同じ道を歩くなんて

出来ない。

俺は、父さんみたくなりたくない。』

父さんみたいに………



父さんは音楽家としては凄い人だけど

一人の人間として

父親としては……………最低だ。

俺は、こんな人間にはならない。



『ふー………

言いたいことは

それだけか?

お前には仕事のオファーが次々と入ってるんだ。

俺の顔(七光り)じゃない。

お前の才能をかってのオファーだ。

その依頼を断るのか?

お前が、20何年やって来たことを

否定するのか?』


『……………』


『どうしてもと言うなら

こちらにも策があるんだぞ。』

『え?

策?

……………なに?』

『この曲覚えているか?』

と、俺の前に投げ出された楽譜。

『あっ。これは………

俺がまだ学生の時に作曲したやつだ。』

『そうだ。

覚えていたのか?

覚えていたのにこれはどうだ。』

と、もう一枚の楽譜を出してよこした。

それは、"Bad Boys"が映画のイメージソングとして提供した曲。

楽譜を見比べてみるまで俺は気づかなかった。

ある部分のフレーズが同じだ。

『盗作として訴えてもいいんだぞ。』

と、言う父さん。

『と、盗作って………

もともと俺のものじゃないか。』

『作曲者の名前を見てみろ。

サミーって誰だ?』

『…………………』

『お前は、大野智なのか?

それとも、サミーと言う外人なのか?

サミーと名乗り

外人のふりをして

ずっと世間を欺いていくのか?』

『そ、それは…………』

それは、父さんから身を隠すためであって

世間を欺いたって…………

そんなつもりじゃない。

『お前の事務所ぐらい、

私の力で潰すことも出来るんだぞ。

盗作騒ぎになれば…………』

『やめて!!

やめてよ。

俺のせいで……………

みんなを苦しめないでよ。』

父さんなら

多分、どんな方法を使っても

俺達を潰しにかかるだろう。

盗作だって(否、盗作じゃないけど)

俺なんかと違ってちゃんと策があるんだ。

俺には……………

父さんの所に帰るしかないんだ。



『…あの~…

……すい……ません。』

俺たちの間に、突然口を挟んで来たのは松潤だった。

ずっと、黙って俺たちの言い合いを見ていた彼が。

『サミーが大野智だって発表したら

いいんじゃないですか?

そして、二足のわらじ履けば………』


『『え?』』

『俺たち、もともとそんな忙しいバンドじゃないし…………』

『え?

潤くん?

なに言ってるの……………』


『智が、世界的にも活躍してるのは知ってたし。

確かに、俺たちのような

ちっぽけなバンドで収まるような器じゃないってこともわかってました。

だから、いつか戻る日が来るんだろうな……

とも思ってた。

でも、大野智として

二足のわらじ履けばいいんじゃないですか?

そんな人、ざらにいるでしょ。』