君が笑ってくれるなら 4 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




人は希望があると生きていける。

どんなに辛い状況でも

希望は、人を前向きにさせ力を与えてくれる。

まさしく、今の俺だ。



俺に唯一残されていた

どん兵衛を奴に食べられた瞬間の俺には

絶望しかなかった。

もう、動く気力もない状態。


それが、飯にありつけると知ったとたん

コンビニまで走っていけたから……

希望は、人に力を与える。










「はああ~」

俺は、深いため息をつて項垂れる。

「なんで………こうなるんだよ。」




……変なやつを………拾ってしまった。

成り行きで……

不本意ながら………

渋々…………

家に連れてきてしまった。



みすぼらしい格好をした男。

ホームレスかと思っていたら

「お金ならあるよ。」

と、見せてくれた布の鞄の中に

帯の着いた札束が5、6個と

グシャグシャの万札が50枚位入っていた。





取り合えず奴から金を借りて

千円で、弁当と発泡酒を買って家に帰る。


家に一人、残してきてよかったのかなあ………

帰ったらいなくなってたりして

まあ……その方がいいけど……

まさか、家のもの盗まれてないだろうな……

って、盗まれたら困るものなんて

考えてみたら何もないや。

あんなに金があるだから

欲しいものジャンジャン買えるだろうし……


なんて考えながら部屋のドアを開けると

奴の靴がまだあった。

「まだ、いんのかよ。」

と、思いながら部屋に入ると

ベットがこんもりとしてる。

「うそ。」

近づいてみると

スースーと寝息が聞こえてきて

頭まで被った掛布団から

かわいい顔をちょっとだけ見せていた。

「マジかよ。

また寝てるんかい。

人のベットで普通寝るか?」

「家には布団一組しかねーんだぞ。」

「この疲れた体にどこで寝ろと言うんだ。

絶対、ベットから引き摺り出してやる。」

と、

…………その前に腹ごしらえしなきゃ。






さてと………

飯を食ってシャワーも浴びて………

寝る体制は整った。

だがしかし、俺の横たえるベットがない。

ベットの中で丸まっているこいつをどうしようか……

考えた策。

それは、奴を一度毛布で包んで

スウェットの下で縛る。

(左右の足を開いて足首の所で縛る。)

で、床に転がして

俺がベットで掛布団を掛けて寝る。

よし、そうしよう。

と、布団を剥いだ。

……………のに

奴が…………

体を丸めて泣きながら寝ていた。

そんなの見たら

そんな姿の人を見たら

出来ますか?



あなた、出来ます?



俺には……………出来ない。




……………仕方がない。



布団をもう一度かけ直して考えた。



思い出したのは

先輩が「あると以外と便利よ。」

と、俺にくれたキャンプに持っていく寝袋。



それを床に広げてその中に入った。

今日はいつもの景色と違う。

いつもに比べてちょっとだけ高い天井。

なんだか自分が小さくなった気分。

俺の方が…………

情けなくて涙が出た。