哀しみは雪のように 286 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。

※偶然にも、智くんの誕生日に
智が戻ってこれたんだね。
自分でもビックリ。






.:*:・'°☆



在りし日の幼い二人が笑ってる。

おいらの前に再び現れた二人は

楽しそうに笑ってた。

夜空には大きな花火が次々とうち上がり

それを見ながら幸せそうだ。

二人の明日には不安なんて

微塵もない。




おいら、この瞬間から

もう一度。

生まれ変わってもいいよね。

ここから、初めてもいいよね。



"お母さんが

あなたをもう一度生んであげる………"

って、あの夢の意味がわかった。


おいら…………

もう一度………

智として、やり直したかったんだ………


おいらを、人目も憚らず抱き締めて

泣いている翔くん………

そっと、腕をほどいて

『翔くん……………

翔くんは知っていたんだね。』

翔くんが「うん。」って頷いた。

『……おいらが………智だってこと……

知っていたのに

おいらのために

あえて黙っていてくれたんだ……』

無理矢理、思い出させることも

できただろうに………

『おいらが………思い出すまで………

おいらの……時が来るまで……

ずっと待っていてくれたんだね。』

わざわざ、"友達に戻ろう"何て言って

おいらの事が見守ってたんだ。

『いつも側にいてくれたんだ………

ありがとう……………

ずっと………

ずっと……………

忘れずに……

待っていてくれて……

ありがとう。』



おいらは翔くんの腕のなかに戻って

抱き締められながら

おいらが健太として出会ったことや

健太として出会ったにもかかわらず

翔くんを好きになったことが

偶然ではなく………

本当は………

神様が、ちゃんと時を見計らって

おいらの心の傷が癒える時まで

隠してくれてたんだと思う。



田子先生が、いつか言っていたことを思い出した。

「神様は、時を見計らっているんだよ。」

「大丈夫。

必ず会えるから………」

そうか…………

この事だったんだ。


田子先生も、知っていて

おいら達を見守っていたんだ。


「……………智くんは、

決して汚いものなんかじゃないよ。

それだけは、絶対忘れないで……

どんなことがあっても忘れないで……」

田子先生のあの言葉…………

おいらの記憶が戻ったときに

また、自分を蔑み疎まないようにするためだったんだね。

「うん。

先生…………

おいら………

もう大丈夫だよ。」

だって…………

おいら、こんなにも沢山の人に

"愛されてたんだ"って

わかったから………


"愛"って……………

本当の"愛"って…………

暖かくて………

安らげるものだって

おいらちゃんとわかったから………

もう、自分を自分で殺したりしない。

おいらは………

翔くんと、一緒に生きていくんだ。


『翔くん。

いいんだよね。

おいら。

翔くんのもので…………

いいんだよね。』

翔くんの腕のなかでおいらが尋ねると

翔くんの腕により力が入り

痛いぐらい抱き締められた。










『……あ…………しょ………う…く…………んン……

しょう……………くん。

あっ………………翔くんン………』


俺は、智を………

健太じゃなくて智を、この腕に抱いた。



「ああっ。

やっと…………

やっと、この手に智が戻ってきた。」


長い……………8年だった。