哀しみは雪のように 232 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




『会えたんだよね。』

と、俺が聞いた。

だから、今があるんだもんね。



『……会えたよ。

15年…………かかったけどね。』

と、先生が言う。

『え?

15年!!

………15年も待ってたの?』


俺は、純粋にすごいと思った。

好きな人を生きてるか、

死んでるか分からないのに…………



『………「死んでるかも」って

思ったこともあるよ。

でも、忘れられなかった。

忘れられずに気づいたら15年経ってた。

ほんとに好きだったんだ。』

と、先生の目が遠くを見ていた。

『すごいね。

先生凄いよ。

大好きなひとを思い続けるなんて………

それで、その人と結婚したんだ。』


「もう、運命だね。」

俺が、ワクワクしながら尋ねると


『………結婚は…………

してないんだ。

って言うか。出来ないんだ。』

と、先生が悲しそうに言う。


『………だって………指輪。』

「なんで?

どうして?」


『………うん。

俺たちの中では結婚したけどね。』

『………?

どう言うこと?』


『………俺の連れ合いは、

………男の人………なんだ。』

先生の口から、以外な言葉が飛び出して驚いた。

『え?!

男………の人

今、話してた人って…………』


『そう。

成瀬領って言うんだよ。』

『………………?』

『………引かれちゃった………かな?』

と、先生は頭をカリカリと掻いた。


『……………うんん。』

ただ、ビックリしただけ。


「ほんとに…………

先生は………

翔くん………みたい………」

だって………思った。

男の人をここまで愛せるなんて………



俺の……

俺のこの気持ちも…………

間違ってないんだ…………って思えた。



『これが、俺の秘密だ。

まあ、秘密にもしてないけどね。

知らなかったのは健太だけだ。

お前の両親は知ってるし……。

家庭教師を依頼された上で

お互い秘密はなしでってなってるから

お前のことも知ってるぞ。』

『え?

何を?

なになに?』


「俺の秘密」って

「俺の記憶がない部分のこと?」

母ちゃんも、父ちゃんも

記憶にない過去の話を、俺にはしないのに

先生には話したんだ。

ずるい………

なのに先生ってば

『秘密。

さあ、そろそろ帰ろうか。』

言う。

『え~。

俺の秘密ってなに?

俺の知らないことを

先生が知ってるっておかしいよ。

教えて。』


先生は、俺の問に答えることなく

エンジンを掛けて車は走り出した。



『ねえ。

教えてよ。』

と、食い下がる。


『健太が、秘密を言わないから

言わないよ。』

『先生の秘密は

自分から言い出したんじゃないか。』

と、口を尖らせた。

『そうだったか?

覚えてないなあ………』

と、はぐらかし。

『健太が持ってる秘密を教えてくれたら

教えようかな……』

と言う。


『……………………じゃあ。

いいや。』

俺は、プイッと顔を反らした。