哀しみは雪のように 206 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





智が目覚めることなく一週間が過ぎた。


業者に任せて引っ越しを行い。

その間も、妻は智の側から放れなかった。





唯一の救いは、

落ちた場所が花壇だったこと。

雪が降っていて地面が濡れていたことで

クッションになったこと。



とは言っても

脳挫傷と、腕と足の骨折。

意識が戻っても脳出血のせいで

意識障害、運動障害、言語障害、または失明の恐れがある。

と、担当医から聞かされた。








住み慣れた家を棄てて

新しい地でやり直すつもりだったのに


まだ、荷物をほどいていない段ボールが

あちらこちらに点在するなか

寒々としたリビングで

コンビニから買ってきたお弁当を開いた。



リビングを見回して

この家に、笑い声が響く日はあるのだろうか…

と、考える。


最近、涙もろいのか

すぐ泣いてしまう自分が情けない。










『お父さん。

智が…………

智が目を覚ましたのよ。』

と、妻から連絡が来たのは

それから一ヶ月も経っての事だった。