哀しみは雪のように 6 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







気分が悪くなりトイレに逃げ込んだおいら。



「先に帰る。」

ってメールを翔君に送ろうとしたとき

『何してるの?』

と、翔君がトイレに入ってきた。

おいらは、焦って携帯を閉じて

『え?

なんでもないよ。

ちょっと疲れただけ』

と、はぐらかした。

おいらの心を知ってか知らずか

『つまんない?』

と翔君が、用を足しながら声をかけてきた。

おいらは壁に凭れて下を向き

『……うん。……

…俺、帰りたい?

だって、本当は花火が見たかったんだもん。』

そう言って顔を背けた。



『…………じゃあ、俺も一緒に帰ろうかな。

………で、花火 見に行こうか。』


翔君が手を洗いながら鏡越しにおいらを見ていた。

『え?

いいの?』



『俺、あの香水の匂いにうんざりしてたんだよね。

智の方が、絶対いい匂いだよ。』

そう言うと、おいらに顔を近づけて耳裏の匂いを嗅ごうとする。

『もう、いい匂いなんてしないよ。

あれからいい時間経ってるし

おいらいっぱい汗かいちゃったもん。

汗くさいよ。』

近づけてくる翔君を肘で押して遠ざけるのに

『全然………汗くさくないよ。

こんなにいい匂い。』


って言って、ペロっとおいらの耳朶を舐めた。

『ひやあ………うそ。

何やってんだよ。』

おいらがビックリして耳朶を押さえると


『かわいい声だしちゃって………

じゃあ、このままトンズラしちゃおうぜ。』

翔君は、楽しそうにおいらの手を握り

走り出した。



潤君達には悪いけど

「お先に………失礼。」

と、メールを打って

おいらは翔君と花火の音も賑やかな町に飛び出した。













『わあ~綺麗。

翔君…………あれって土星みたいだ。』


『翔君見てみてあれすごいね。

わあ~…………でけー。

すげ~

わああ~マジ綺麗。』

智君が、上ばっか見て歩くから

俺は、智君の手を握り前を向いて

人にぶつからないように誘導するので精一杯。

花火が綺麗かどうかなんて見てらんないよ。

握った手から智君の熱を感じ

堂々と歩けることが嬉しかった。



いつからだろう………

俺が、智君を好きになったのは………


もう、ずーと前のことだ。

理由なんて忘れたし

「恋に落ちる」ことに

そもそも理由なんてないんだよ。

気がついたらいつも目で追っていたり、

気になってみたり………

でも、智君は何も気づいてくれない……

こう言うことに一番疎そうだし。

受験が終わって進路が決まったら

俺は、告白しようと思ってるんだ。






屋台が並ぶ裏手は人がまばらで

休憩するのにちょうどいい場所があった。

そこに腰を下ろして

はじっこしか見えない花火を見ながら

『たこ焼食べる?』

『じゃあ、俺の串焼き一口食べてもいいよ。』

って、お互い買った物をわけあった。

『………智君の口、たこ焼ソースが着いてるよ。』

俺は、自然と智君の頬に手が伸びて


『え?』

と驚いてる智君の唇をペロってなめてしまった。

『あっ………

ご、ごめん。』

俺は、今何をした?



『……………え?

どう言う………こと?

なんで?

これって…………キスだよ……ね?』

智君が口許を押さえて俺を見ていた。