『児童買春って…………』
『暴行って…………誰を?』
『何があったんですか?
初めからわかるように説明してください。』
『マスコミ対応って、
生徒たちになんと言えばいいんですか?』
先生達が騒ぎだした。
俺はゆっくり立ち上がり
『皆さん。
……………飯田先生に襲われて怪我をしたのは………
僕の恋人です。』
『え?
なんで櫻井先生の恋人が襲われるんですか?』
と、口々に疑問をぶつけてくる。
『飯田先生は、俺の身辺を調べあげて……………
俺を苦しめるために……………
何も関係のない彼を襲ったんです。』
『なんで……………なんでそんなことを………
で、その人は大丈夫なんですか?』
と、松島先生が声をかけてくれて
『はい。
頭をなん針か縫った程度で済みました。』
『よかった。』
と、安堵の声。
『ありがとうございます。』
松島先生も、昨日の俺の様子から心配してくれてたんだ。
『でも、児童買春って…………』
と忍成先生が呟いて
『田所がウリをしてるって教えてくれたのは
飯田先生ですからね。』
と、言う。
『田所はウリなんてしてませんよ。』
俺がきっぱりと答えてやった。
松島先生が立ち上がって
『飯田先生が、彼女を強姦したんです。
彼女のお腹の赤ちゃんは飯田先生の子供だと、
証拠なんだと彼女は話してくれました。』
『『…………………』』
『じゃあ……
…………相手は本当に櫻井先生じゃない
と言うことですか?』
『当たり前じゃないですか。』
ちょっとでもそう思っていた人がいたなんて
悔しすぎる。
すると
『あの噂も、サイトの情報も全て
飯田先生がやったことです。』
と、高畑先生が言う。
『飯田先生は…………
新人指導と言う名目で私を…も……』
と、言うと言葉がつまったのか俯いて
それでも気持ちを整えて
『強姦しようとして………
その時に、丁度櫻井先生が現れて………
私、助けられたんです。』
と、言った。
『『え?』』
職員室にどよめきが起こり
『……………知らなかった。』
と、俺は呟く。
『多分、それがきっかけだったのかもしれません。
櫻井先生を………憎み出したのは……』