人生は其なりに厄介だ。112 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







智が、下唇を噛んで何かを堪えてるように見える。

どうしたの?

俺、なんか変なこと言った?

智が綺麗だから、目に焼き付けたいって言ってから

みるみる元気がなくなっているような気がする。


『……唇………切れちゃうよ。』

そっと、智の下唇を親指でなぞって止めさせた。

智は、何か言いたげに俺を見上げ

『……………しょ……う…』

って、か細い声で俺を呼んだ時に


『やっと見つかったわ。』

と、母さんが入ってきた。

今までどこかに行ってたなんて気づかなかった。

俺達の様子を見て

『あら?

………………どうしたの?

なに泣かせてるのよ。』

って、まるでわかっちゃいない。

智は、母さんの視線から身を反らして

『………翔君の……お母さん。

…………ごめんなさい。

僕……………』

と、言う智の声に被せるように

母さんが

『私が立会人になるから

結婚式しましょう………

いいでしょ。』

と言い出した。

『はいい?』←翔

『え?』←智

驚いてる俺らをよそに

『もう、神様の前で誓っちゃえばいいのよ。』

と、聖書を翳した。

………それを探してたんかい。



『母さん。

聖書の神様は、同性愛を禁じてるんだけど………』

『あら。そうだったかしら?

じゃあダメね。

なら、私に誓ってちょうだい。』

と、言い出す。

『なに言ってるんだよ。』

『本気よ。

お兄ちゃんが大野君を

一生、何があっても守って

支えるって約束してあげて。』

『母さん…………』

『………………』

『それが、本当に二人の将来のためになるかは

私もわからない。

でも、それはあなたたちが作って行くものでしょ。

15年も互いに耐えてきたんだから

これからは幸せになりなさいよ。』


『『……………………』』

智の顔がクシャクシャだ。

その智の前で

『私ね。

貴方のお母さんに助けられたのよ。

多分、彼女はそんなつもりなかったかもしれないけど

貴方のお母さんの一言で救われたの

だから……………恩返し………ね。』

って、笑ってた。





『ほら。

始めるわよ。』

母さんが俺達の手を取って

『病めるときも……………………

………誓いますか?』

という。

夏の陽射しが傾いて

南向きのこの部屋をオレンジに染め

智の顔もオレンジ色に輝いてる。

俺達は見つめあって

『『……………はい。』』

と、答えた。

智が、恥ずかしそうに俺を見て笑う。

俺も智を見て笑った。

『ここに、二人を夫(夫)婦と認めます。

誓いのキスを………』

という母さんの声に

俺は、智の左手を取って薬指のリングに口付けた。

智は、唇にキスされると思ったのが指だったことに

口を開いてぽかーんとしていて

なんて、可愛いんだろうって思う。

そんな智の後頭部に腕を回して

開いた口めがけて俺の唇を当てた。


こうして、俺達は結婚した。

紙切れ一枚を、提出する訳でも

法律上の夫婦となったわけでもないけど

俺達は、生涯のパートナーになることを誓いあった。